
(09/15)
90年代に活躍し、男性コーラス・グループのひとつの理想型として現在も大きな影響を与えているR&Bグループ、ジョデシィ(Jodeci)。そのメンバーであり、また兄弟デュオとしても活躍するケイシー&ジョジョ(K-Ci & JoJo)が、10月にリアリティ番組をスタートさせる。
ヘイリー兄弟ことケイシー&ジョジョは、“All My Life”で全米1位を獲得し、1997年発表のデビューアルバム"Love Always"が全米で300万枚以上を売り上げるなどセールス面ではジョデシィを越える成功を納めたR&Bデュオ。近年は再結成したジョデシィの活動にも力を入れていたが、10月に“K-Ci & JoJo... Come Clean”という彼ら兄弟のリアリティ番組が米放送局TV Oneでスタートする。ジョデシィのメンバーでリーダーのデヴァンテ・スウィング(DeVante Swing)や、大御所シンガーのチャーリー・ウィルソン(Charlie Wilson)、Uptown Records創設者としても知られるアンドレ・ハレル(Andre Harrell)らがゲストとして出演予定で、番組ではアルコール中毒との闘病の様子など、ヘイリー兄弟の人生が赤裸々に映し出されるようだ。弟のジョジョはリアリティ番組への出演について、「俺たちはただいろんな噂についてはっきりさせておこうと思っただけだ。だってネットじゃしょっちゅう'ケイシー&ジョジョは一体どうしたんだ?'って言われて、事実じゃないことがまことしやかに語られているからな」とその理由を明かしている。また兄ケイシーは、ケイシー&ジョジョの新作も発売予定であると話している。“K-Ci & JoJo... Come Clean”は10月19日から全米で放送開始。
そして再結成したジョデシィは、同じくメンバーであるデヴァンテ・スウィングとダルヴィン・デグレイト(Dalvin DeGrate)の兄弟にあたるデレク・デグレイト(Derek DeGrate)を新たにメンバーとして招き、現在は5人組として活動している。ジョデシィは再結成アルバムを発表すると言われているものの、まだ具体的な話は聞こえていない。これについてリーダーのデヴァンテは、昨年末のインタビューで「ジョデシィはいまもInterscope Recordsの契約に縛られている。Interscopeは俺たちを解放しようとしないんだ。なぜなら、奴らは俺たちの契約にかかわる金をぜんぶ請求できるからだ。奴らは俺の顔を見て直接こう言ったんだぜ、‘アルバムの出来はどうでもいい。君らがツアーで儲けた金が欲しいだけだ’ってな。だから俺たちはずっとこの契約問題でモメているんだ」と事情を明かしている。また、ジョデシィがリリースできない間にデヴァンテのソロ作を発表する準備をしているとも話していた。
また、ジョデシィ新メンバーとなったデレク・デグレイトもソロ作を発表するという。デレクはこれまでも、ソングライターやベーシストといった裏方での活動やゴスペル・ミュージシャンとして父親のゴスペル・グループに参加するなど音楽業界と関わっていたが、ソロシンガーとしてデビューアルバム"The Older Brother"を発表するとのこと。具体的な発売日時は不明だが、このデビューアルバムには兄デヴァンテ、弟ダルヴィンも参加するという。なお、弟のダルヴィンは2000年にソロ・デビューを果たしている。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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