
(09/18)
故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の実母キャサリン・ジャクソン(Katherine Jackson)が3人の遺児を含む一族を代表して、マイケル最後のコンサートとなるはずだった"This Is It"の興行主AEG Live社とその重役達ならびに同ツアーのプロデューサー、ケニー・オルテガ(Kenny Ortega)氏などを相手取って訴訟を起こした。
15日付でロサンゼルス高等裁判所に提出された訴状によると、50にも及ぶ同公演の全日程終了までマイケルの健康管理を徹底的に行う法的責任がAEG側にあったこと、マイケルの主治医を、経歴チェックなしでAEG側が雇ったコンラッド・マレー医師(Dr. Conrad Murray)に代え、そのマレー医師が処方した鎮痛剤プロポフォールがマイケルの死因となり、苦しむマイケルに適切な救命措置を行わなかったことなどが、コンサートを企画・運営する上での契約違反に値し、同社の過失、不正行為であるとするもの。同時にマイケルが瀕死の状態で苦しむ姿を傍で目の当たりにした息子プリンス君に精神的苦痛を与えたことなどにも言及している模様。
現時点では損害賠償額を含む要求事項については不明だが、キャサリン側の弁護士は「訴訟の目的はマイケルの死に関して真実を世界中に知らしめること。これが最初で最後のチャンスだ」などと声明を発表。後日、AEGの弁護団から「申し立ては不適格で信憑性を欠くもの。メリットもない。マレー医師はマイケルが直接契約して、AEG側がその必要経費を支払っていただけのこと。我々は経費の面からもむしろロンドンで医師を手配するつもりだったが、マイケルがどうしてもと言うので、ロンドンに帯同させていた」などと真っ向から対立する旨のコメントが出されている。(t)
ニュース提供:bmr.jp
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