
(10/04)
2007年に解散した女性R&B/ヒップホップ・デュオ、フロエトリー(Floetry)のメンバーで詩人のナタリー・ステュワート(Natalie Stewart)こと‘フローシスト’(the Floacist)がソロ・デビュー作を完成させ、間もなく発表する。
以前からアルバムの制作を進めていることを明らかにしていたフローシストだが、遂に11月に"Floetic Soul"というデビュー・アルバムを発表する。すでに人気R&Bシンガーのミュージック・ソウルチャイルド(Musiq Soulchild)を迎えたデュエット曲"Forever"をリードシングルとして発表しており、これまでのポエトリー・リーディングのスタイルも披露しつつ、柔らかな歌声も聴かせる穏やかなネオ・ソウル曲となっている。フローシストは解散後に正式に結婚し、夫と息子と共に幸せな生活を送っているとのことで、「私の人生における愛……夫にインスパイアされたの」と語るこのラブソングは、ミュージックビデオの撮影も予定しているという。デビュー作については、「"Floetic Soul"は、‘詩を音楽的に伝えること’という私が当初描いていたフロエトリーのオリジナル・コンセプトから生まれたもの。フロエトリーというグループは終わってしまったけど、このコンセプトはまだ終わっちゃいないわ」と話している。
フロエトリーは2007年に突然解散しファンを悲しませたが、フローシストは「私はソロで音楽をやることなんて全く考えてなかった」と話し、相方のマーシャ・アンブロウジアス(Marsha Ambrosius)との方向性の違いが原因だったと振り返った。「マーシャは2006年のはじめ頃にAftermathとソロで契約して、マーシャと彼女のマネジメントはもっとギャングスタ・ラップ的な見せ方を考えていたけど、それは私の進みたい方向じゃなかった」と話している。また、再結成については「それほど難しいこととは思えない。‘フロエトリー’という思想は常にフロエトリーのメンバーに開かれているから」と述べ、「マーシャと私は姉妹のようなもの」としながらも、「もしマーシャと私がいまでも友達なら、誰もこんな風にフロエトリーは再結成するのかどうか確認しようとしないでしょう。彼女とはここしばらくはずっとコミュニケーションを取っていない」と、現在の関係が良好ではないことを率直に明かしている。
フローシストのデビューアルバム"Floetic Soul"は、全米で11月9日(日本盤は11月17日)発売予定。奇しくも、アメリカでは元相方のマーシャのデビューアルバム"Late Nights & Early Mornings"も11月9日発売と同日対決となる予定だったが、マーシャは来年1月に発売延期した模様。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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