最新R&B,HIPHOPニュース

ルーペ、新作の発売日を勝ち取る
(10/11)
先月、所属レーベルAtlantic Recordsとの確執から新作のリリース断念を口にしていたラッパーのルーペ・フィアスコ(Lupe Fiasco)だったが、ここへきて事態は好転、来年リリースされることが発表された。

ルーペ・フィアスコのサードアルバム"Lasers"は今年1月には完成させたと彼が語っていたものの、一向に発売日が決まらない状態が続いていた。こうした状況を受けてファンから発売の嘆願署名が提出されるなどしていたが、ルーペは先週末フロリダのイベントで所属レーベルAtlantic側との確執があることを初めて具体的に語った。それによると、Atlantic側にライブやCM契約などアルバムセールス以外の全収入の25%を渡すよう要求されたのをきっぱりと断ったために、新曲のプロモーションやPV制作費をカットすると脅されていたことや、もともとルーペの音楽を「気に入ってない」彼らが納得するまで60回近くも制作やり直しをさせられたことなどを明かしていた。"I’m Beamin'"のPVは実際にルーペが私費で制作している。

ルーペは先月の時点でAtlantic側との交渉は「最終段階で後は神のみぞ知る」と発言し、"Lasers"のリリースを要求するファンがルーペ本人と共にAtlantic RecordsのNY本社前で抗議活動を今月15日に行うことを予定していたが、こうした‘運動’が実を結んだか、ルーペとAtlantic重役のジュリー・グリーンワールド(Julie Greenwald)氏との直接交渉の場が持たれた模様。これはルーペが、Atlantic Recordsのロゴパネルの前でグリーンワールド氏と笑顔で写っている2ショット写真と共にひと言「Victory!(勝利)」とTwitter上でつぶやいたことから明らかにされ、それを受けてAtlantic側も同社のTwitter公式アカウント上で正式に発売決定を発表した。その後、公式サイトにも「正式発表」というタイトルでこの嬉しいニュースが報じられた。‘勝利’のコメントからは、ルーペが自身の望む契約条件での合意を‘勝ち取った’ものと推測される。

これにより、ルーペ・フィアスコのニューアルバム"Lasers"は全米で来年3月8日の発売に決定した。同時にニューシングルが今月26日、ルーペの公式サイトwww.lupefiasco.comを通じてリリースされることもアナウンスされている。(t)

ニュース提供:bmr.jp

他のニュースを見る
mero.jpうたフルTOPへ