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米現地時間の明日15日午後には最長で14ヵ月の服役判決を受ける可能性のあるラッパーT.I.だが、地元アトランタでビルの屋上から飛び降りようとする若者を説得し、自殺を思いとどまらせることに成功したというニュースが入った。
最初に報道した米ゴシップ・サイトTMZ.comによると、事件は13日の午後4時前に起きた。アトランタの中心地にある22階建てのビルの屋上に男性が上り、飛び降りると言っていたという。ちょうどこのビルにはアトランタで人気のアーバン音楽系ラジオ局V-103が入っており、パーソナリティのライアン・キャメロン(Ryan Cameron)が番組中でその事件を電波に乗せた。すると、PV撮影に向かう途中で偶然その放送を聞いたT.I.が、キャメロンに電話をかけ、この男性を助けたいと申し出たという。
その後、T.I.はキャメロンと共に現場へ急行。現場で説得にあたっていた警察官と打ち合わせし、「(命を捨てるほど)そんなに悪いことは何もない。人生の中で、自分の命を捨てるほどの価値があるものなんて、ないんだ。俺は君を助けるためにここに来た。こっちに来て俺と話そう」と語りかけるビデオを撮影。警官が男性にビデオを見せたところ、大人しく指示に従い、降りてきたという。その後に男性とT.I.はロビーで会話を交わした後に健康チェックのために病院に運ばれている。今回の件でこの男性が罪に問われることはないとのこと。
なお、事件の一部始終はキャメロンの番組で実況中継されたとのこと。(t)
ニュース提供：bmr.jp
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