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当初は昨年中のリリースとされていながら約1年の延期を経て、ついにディディ(Diddy)率いるダーティ・マネー(Dirty Money)のアルバム発売日が決定した。
ディディは、元ダニティ・ケイン(Danity Kane)のドーン(Dawn Richards)とシンガー・ソングライターのカリーナ(Kalenna Harper)の女性2人をデュオとして従え、2009年から3人で活動を開始。先日、名前もダーティ・マネーからディディ-ダーティ・マネーと改めた彼らだが、シングル“Hello Good Morning”を着実にヒットさせ、続いてドレイク(Drake)を迎えた“Loving You No More”も発表。目立ったチャートヒットには至っていないが、それぞれの曲をしっかりとダンスフロアに定着させつつある。
彼らが間もなく発表するアルバム“Last Train to Paris"は、当初のコンセプトではここ数年の流行に乗ったヨーロッパ系のダンスミュージック路線になるとされていたが、正式にシングルとして発表された曲はいずれも比較的スタンダードなポップ/R&Bを踏襲したスタイル。これまでも巧みにポップ・ミュージックの動向をつかんできたディディだけに、いち早くユーロ系からの揺り戻しを読んでいるのかと思いきや、本人は「イギリスのグライム、地中海のテクノ、(ヴィンテージ・リズムマシン)808を使ったアメリカのヒップホップのミックス」とコメントしている。ヒップホップ界の大立て者としておなじみのディディだけにゲスト陣も豪華な面々が予定されているが、なかでもジャマイカ出身の‘元祖ディーヴァ’グレイス・ジョーンズ(Grace Jones)や、新作を発売したばかりのシンガー、ビラル(Bilal)などの参加は気になるところ。また、ラッパーとしても知られるディディはこの新作でこれまでになく‘歌う’機会が多かったとのことだが、自身の歌声についてナーバスになっていると語っている。
“Last Train to Paris”の最終的な発売日は12月14日と改められている。
追記:“Last Train to Paris”の日本盤は、Universal Internationalから12月15日発売予定。
ニュース提供:bmr.jp
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