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今年、約9年振りに新作を発表し、全米でも3週連続で1位を獲得するなど改めてそのカリスマを示したシャーデー(Sade)だが、若手ラッパーのみならずベテラン・ラッパーからの共演ラブコールも‘丁重にお断り’していたことが分かった。
今年久々に新作"Soldier Of Love"を発表したシャーデーは、大ブレイクした若手ラッパーのドレイク(Drake)や人気プロデューサー/ラッパーのカニエ・ウェスト(Kanye West)らが共演希望のラブコールを送っていることについて「連絡はきてないと思うけれど」と以前に否定し、「自分の安全圏から出て作品を作ることは避けたい」としてラッパーとのコラボレーションをするつもりがないことを明らかにしていた。
そしてこの考えは、大御所ラッパーのジェイ・Z(Jay-Z)から熱烈なオファーを前にしても変わることはなかったようだ。Los Angels Times紙のインタビューに応じたシャーデーは、ジェイ・Zをはじめとして様々なラッパーから‘コラボ’希望を受けたものの、すべて断ったことを明らかにしている。「とても怖いの。彼らはきっと(シャーデー・アデュー個人という)私の存在を明白にしてしまうもの。『オズの魔法使い』みたい。彼らはきっと、そこには何もないと暴露してしまう。コラボレーションについては、私はバンドとコラボしているし、やりたいことが出来てる。曲はバンドのみんなで書いているし、私は自分をそういうバンドの一員だと思っている」と、ラッパーとの共演について非常に消極的な姿勢であることを語った。しかしシャーデーの楽曲をサンプリングされることについては、「サンプリングの許諾っていう話なら、私はきっと西洋でもっとも安い女よ」と冗談まじりに語り、非常に好意的に受け止め、また楽しんでいることを明かしている。
なお、先日10年ぶりの北米ツアーを来年の2011年に行うことを発表したシャーデーだが、それに続いて本国イギリスでもツアーが開催されることが発表された。英国でのツアーはなんと約18年ぶりとなる。日本公演も93年の"The Love Deluxe Tour"以来ないだけに、こちらも‘18年ぶり’をぜひとも実現してほしいものだ。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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