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多くの女性アーティストたちに影響を与えたジャズ/ソウルの伝説的なシンガー、ニーナ・シモン(Nina Simone)の伝記映画でニーナ役を演じるメアリー・J.ブライジ(Mary J Blige)だが、彼女がニーナについて語った発言に対し、ニーナの娘が抗議していることが分かった。
メアリー・J.ブライジは2012年に公開予定とされるニーナ・シモンの伝記映画"Nina"で主役であるニーナ本人を演じる。これについてメアリーは以前、「ニーナ・シモンのようなキャラクターを演じることはまるで自分を演じるようなものよ」と自身に通じるところがあるとし、「なぜならニーナ・シモンはうつ病だったし、ドラッグ中毒だったし、アルコール中毒だったし……」と発言していた。これに対し、ニーナの娘であるシモーネ(Lisa "Simone" Celeste)が反論。「私の母はドラッグ中毒じゃなかったわ」と語り、偉人を演じるならちゃんとリサーチをするべきで、メアリーの発言に調査が十分になされていないと感じたという。「とても残念だし、すごく困ったわ。いま伝わっている情報が真実じゃないと分かったから。ドラッグ中毒は事実じゃないのよ」と述べ、直接メアリーに会って、こういった誤った情報を是正し、自身の知っている母ニーナのことを教えたいと語った。
リサ・セレステ・ストラウドことシモーネは、ニーナ・シモンと、警官で後にマネージャーとなる夫アンドリュー・ストラウド(Andrew Stroud)との間に生まれた娘で、『レント』や『アイーダ』といったブロードウェイ・ミュージカルで活躍する女優。母の芸名である‘Simone’を娘である彼女も引き継いで使用している。ジャズ・シンガーとしても活動しており、2008年には母の楽曲をカバーした“Simone On Simone”というアルバムも発表。また、11月に全米で公開が予定されている映画“For Colored Girls”のサウンドトラックでは、ニーナの“Four Women”を、レデシー(Ledisi)、ローラ・イジボア(Laura Izibor)らと共に母との疑似共演という形でリメイクしている。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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