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約5年振りとなる新作を発売したばかりのR&Bシンガー、フェイス・エヴァンス(Faith Evans)が、言わずとしれたモータウンの女性コーラス・グループ、シュープリームス(Supremes)のオリジナル・メンバーであるフローレンス・バラード(Florence Ballard)の伝記映画で主演を務めることを明らかにした。
先日発売になったニューアルバム“Something About Faith”が米Billboardのアルバム・チャートで、インディ部門で1位、ヒップホップ/R&B部門で4位、総合チャートでは15位に初登場とまずまずの滑り出しを見せているフェイスは、女性誌Essenceの取材にて、映画の主演に選ばれたことを明らかにした。これは、あのダイアナ・ロス(Diana Ross)らと共にシュープリームスの結成メンバーだったフローレンス・バラードの伝記映画で、以前から噂されたとおり、主演のフェイスはもちろんフローレンスを演じる。
「1月からデトロイトで撮影開始よ。フローレンスの娘さんたちが私を選んでくれたの。とても嬉しいわ。もう(娘のひとりが書いていると言われる)台本の一部はもらっているんだけど、撮影が始まるまでに彼女たちに会って、演技指導を受けないとね」とコメントしており、伝記本の出版、新作発表に加えて、自身が出演するリアリティ番組The First Ladiesがスタートする予定なども明らかにし、順調ぶりを明らかにしている。ただ、この伝記映画の詳細についてはフェイスが主演ということ以上は明らかにされていない。
フローレンス・バラードは、ダイアナ・ロス、メアリー・ウィルソン(Mary Wilson)と共にシュープリームスとしてデビュー、リード・シンガーとして活躍するも、ダイアナを中心に据えた体制でスター街道を走り始めるシュープリームスを脱退。アルコールに溺れる生活に陥り、32歳という若さでその一生を終えた。その悲劇的な生涯は、シュープリームスをモデルにしたミュージカル『ドリームガールズ』でもエフィ・ホワイトというキャラクターで描かれており、映画版ではジェニファー・ハドソン(Jennifer Hudson)が演じていた。
なお、8月に飲酒運転事件を起こしたフェイスは、懲役6ヶ月の有罪判決を受ける可能性もあるという。(t)
ニュース提供:bmr.jp
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