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以前に、故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の未発表曲集の発売について反対を表明していたウィル・アイ・アム(will.i.am)が、改めて発売に遺憾の意を表明した。
ブラック・アイド・ピーズ(Black Eyed Peas)の頭脳、ウィル・アイ・アムはマイケルと生前レコーディングをしているが、「まだ完成していない音源を世に出すのはフェアじゃない」「彼が生きているうちに外に出さなかったものを、彼が死んだ今になって、なぜ出さなきゃいけない?」「彼は俺の友達だった。こういう行為は不遜だ」として、未発表曲集の発売に反対であると以前から話していた。
そして彼の考えは、未発表曲集“Michael”の発売を来月に控えた今ももちろん変わっていない。「誰があれを世に出そうが、誰があれで儲けようが、そいつらがいかに冷淡な奴らかってことが俺には分かる」と話す彼は、この“Michael”のリリースにまったく興味がなく、先週一週間限定で試聴音源が公開された曲“Breaking News”もまったく聴いていないという。「彼はただのそこらのアーティストなんかじゃなかったんだ。彼は人間味にあふれる人だった。俺にとっちゃこんなこと、無礼にしか思えない。まったく敬意が感じられない」と、改めて発売に反対を唱えている。
また、「マイケル・ジャクソンの曲っていうのはね、彼が完成したって言ってはじめて完成するんだ。もし彼と仕事をしていなかったら、もしかしたら俺はそういう観点を持ちえなかったかもしれない。彼は自分の歌声についてとことんこだわる人だった。響きとかね……」と述べ、あれだけ完璧主義者であったマイケルの未完成の曲を寄せ集めて発表するEpic Recordsを理解できないと語った。ウィルは、“Dreaming”、 “Still the King”、“I Will Miss You”という曲をマイケルと制作したことを以前に明かしているが、来月発売される“Michael”には当然ながら収録されていない。
マイケル・ジャクソンの未発表曲集“Michael”は全米で12月14日、日本盤は12月15日に発売予定。エイコン(Akon)との共演曲“Hold My Hand”が正式なファーストシングルとなり、本日15日から公式サイトで試聴が開始されている。なお米Billboard誌によれば、“Michael”の北米での初回出荷数は90万枚を見込み、発売初週でCDが34万枚、デジタルで6万枚の計40万枚以上のセールスが予想されるという。(s)
(photo by kindofdraag)
ニュース提供:bmr.jp
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