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人気ラッパーたちが続々回想録を出版へ
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大御所ラッパーのジェイ・Z(Jay-Z)が自らの歌詞を通じてその哲学をひもといた書籍“Decoded”、そしてマイアミのサグ・ラッパー、トリック・ダディ(Trick Daddy)の自伝本“Magic City: Trials of a Native Son”と人気ラッパーによる著作の発売が続くが、さらに今後もコモン(Common)、Qティップ(Q-tip)よる著作が発売予定となっている。

シカゴの知性派として知られ、俳優としても成功しているラッパーのコモン(Common)は、ヒップホップ解説本を発表しているアダム・ブラッドリー(Adam Bradley)との共同執筆の形で自ら回想録を執筆中の模様。彼が97年に発表したサードアルバムのタイトルにちなんで“One Day It'll Make Sense”と題されており、コモンの子供時代からラッパーとしての活躍、また02年頃から本格的に取り組みはじめた俳優業についてなども含めた自伝的内容。Atria Book社から来年6月の発売が決定している。

また、伝説的ヒップホップ・グループ、ア・トライブ・コールド・クエスト(A Tribe Called Quest)のメンバーで、ソロでの活躍もおなじみのQティップ(Q-tip)は“Industry Rules”というタイトルの本をドリーム・ハンプトン(Dream Hampton)との共著でBallantine Booksから出版予定。こちらもQティップの自伝的内容で、昨年から準備が進められているが、発売時期は公表されていない。ちなみにタイトルとなっている“Industry Rules”はア・トライブ・コールド・クエストの名曲“Check the Rhyme”に登場する一節だ。

なお、こうした動きの先鞭をつけたジェイ・Zの“Decoded”は、米Amazonの書籍総合で10位、エンターテインメント部門で1位。Barnes & Nobleでも総合8位というヒットを記録している。デジタル書籍市場が活況を見せている米国だけに当然ながら、デジタル版も発売されている。

ニュース提供:bmr.jp

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