
(11/22)
音楽業界に媚びることなく、あくまでも独自の哲学に従っている知性派MCタリブ・クウェリ(Talib Kweli)が、メジャーレーベルWarner Bros. Recordsと袂を分かち、自身のレーベルTalibraから発表する第一弾アルバム"Gutter Rainbows"の発売日が来年1月25日に決まったようだ。
デジタル・オンリーで発売となる同作からは、すでにスキー・ビーツ(Ski Beatz)による先行シングル"Cold Rain"がネット公開されており、他のプロデューサーにはM-フェイジズ(M-Phazes)、S1、E.ジョーンズ(E. Jones)、シュコウ(Shuko)、ブラックソーヴン(Blaqthoven)、クライシス(Khrysis)、モーリス・ブラウン(Maurice Brown)、ニック・スピード&タイ・ネグ(Nick Speed & Ty Neg)の9名が確認されている。だが当初名前の挙がっていた盟友ハイ・テック(Hi-Tek)やビル・クリントン元アメリカ大統領の参加は、現時点では明言されていない。
また60年代の米国で若者達から熱狂的に支持されたサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』(“Catcher In The Rye”)にヒントを得たといういきさつについて、タリブは「数ヶ月前、ヨーロッパでこの本を読んだのさ。あまり面白いとは思わなかったが、’ガソリンの虹’という言葉だけが印象に残ったんだ。常々‘Gutter Rainbows’という曲を作りたいと思っていたからね。貧民街(gutter)の油まみれの水たまりに映る虹をテーマにしてね。幼い頃見た星の美しさを忘れないように、厳しい現実の中からでも何かを見つけるべきなのさ。ニューヨークの空に輝くガソリンの虹はニューヨークへの愛だ。それが心に残ってアルバムへと発展したんだ」などと解説している。
関連して、タリブ・クウェリは、先週金曜日に発表されたカニエ・ウェスト(Kanye West)のG.O.O.D. Fridayシリーズ最新曲"Chain Heavy"にコンシークエンス(Consequence)と共に参加している。(t)
ニュース提供:bmr.jp
他のニュースを見る
著作権管理団体 許諾番号
JASRAC 6834131012Y30005
JRC X000040A01L
e-License ID18099
(C)Blau