(12/02)
過去に2度グラミー賞にノミネートされている実力派R&Bシンガーのラヒーム・デヴォーン(Raheem DeVaughn)。すでに次の新作の制作も進めているという彼は、先日発表したミュージックビデオがあまりに過激にセクシーなため、YouTubeなどから削除措置を受けている。
今年3月に新作“The Love & War MasterPeace”を発表、また自身で368 Music Groupというレーベルを興し、フィル・アデ(Phil Ade)など新しい才能も送りだしているラヒーム・デヴォーン。「いまやスターになるために必ずしもラジオやTVに出なければならないって時代じゃない」と述べている彼は、インターネット上で無料音源を数々発表、368 Music Groupの所属アーティストやレーベル名義でのミックステープ作品のほか、自身もつい先日“Jackin 4 Beats”という新しいミックステープ作品を無料で公開。ネット・プロモーションと現場のライブ活動に力を入れている。
しかし、この“Jackin 4 Beats”から、リル・ウェイン(Lil Wayne)の“I'm Single”のリメイクとなる“She's Single”のミュージックビデオを発表したが、これがあまりにセクシシャルなため、YouTubeからは削除措置が取られるなど波紋を呼んでいる。これについてラヒームは、「別に売るためじゃないぜ。だって無料で配ってるミックステープなんだし、むしろこのビデオを撮るために俺は金を払ってるんだから。ただ俺のアーティスト性を見せるためにちょっと違う方法を取っただけ」「味わいがあって、でもエッジの効いたイメージを作りたかったんだ」などと説明。性行為を映したシーンについては、「本番かどうか? それは誰にも分からないね。演技かどうか分からないところが気に入ってるんだ」と答えている。
また、常に制作を行っているラヒームはすでに次のアルバムにも取りかかっているという。来年発表予定というニューアルバムは“A Place Called Loveland”というタイトルで、現段階で40から50曲もの候補曲があり、その中から収録曲を選ぶことになるという。音楽性については「これまで発表したものと変わらない」と一貫したスタイルで通しているようだ。ただ、ラッパーのコモン(Common)の参加を熱望しつつも、前作“The Love & War MasterPeace”ほどゲストは呼ばないつもりだという。
なおラヒームが今年発表した最新作“The Love & War MasterPeace”は、来年2月に開催される第53回グラミー賞にて、最優秀R&Bアルバム部門にノミネートされている。(s)
ニュース提供：bmr.jp
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