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年間ランキングが続々と発表される中、世界最大の音楽チャンネルMTVによる『今年の顔』、Man及びWoman Of The Year 2010に、MTVとは因縁深いカニエ・ウェスト(Kanye West)と、ブレイクからシンドロームへと存在感を増し、2年連続となったレディー・ガガ(Lady Gaga)の二人が選出されている。
カニエ・ウェストといえば、昨年9月のMTV Video Music Awards授賞式でのテイラー・スウィフト(Taylor Swift)のスピーチ妨害事件を機に、新作のレコーディングに専念するかたちで実質1年間の自主的に謹慎生活を送っていたが、6月末に開催されたBET Awardsでの新曲“Power”お披露目以来、華々しく音楽シーンに復帰。Twitterに登場して記録的にフォロワー数を増やし、8月末からは毎週金曜日に新曲をネット上で発表するなど他のアーティストの追随を許さない独自の音楽活動を展開。満を持して先月リリースした新作“My Beautiful Dark Twisted Fantasy”が、でもアートワークが波紋を呼んだほか、シングル“Runnaway”をテーマにした短編映画を制作、パリ、東京といった世界の主要都市でも上映会を開催するなど、ここ数ヶ月間は話題に事欠かない状態となった。肝心のアルバムの方も4作連続1位を達成、世界的経済誌TIMEからも今年のベストアルバムに選ばれるなど、実績面でも貫録充分となった。
一方のレディー・ガガは、昨年11月から継続中のワールドツアーの影響もあり、2008年と2009年に発表した“The Fame”と“The Fame Monster”がロングヒットとなっているほか、MTV Video Music Awardsに13部門ノミネート中、Video of The Yearを含む8部門受賞という数字が表すとおりビヨンセ(Beyonce)をゲストに迎えた“Telephone”などのミュージックビデオの人気や、同授賞式で来た’生肉ドレス’などやはりビジュアル面では他を圧倒。YouTubeの年間視聴回数10億万回突破や、経済誌Forbesの『最もパワフルな女性100人』、先日はBillboardの Artist of the Yearにも選出されるなど、ブレイク2年目もその勢いに陰りは見えない。来年は新作“Born This Way“のリリースも控えているだけに、3年連続の栄冠の可能性も高い。
Man/Woman of the Yearの2位以下Top5は、エミネム(Eminem)、ジャスティン・ビーバー(Justin Beiber)、ドレイク(Drake)、リル・ウェイン(Lil' Wayne)、ケイティ・ペリー(Katy Perry)、テイラー・スウィフト、スヌーキー(Snooki)、ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)となっている。(t)
(photo by petercruise)
ニュース提供:bmr.jp
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