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カニエ、ヌード・イメージによる発売規制騒ぎは確信犯?
(01/11)
昨年末に発売されたニューアルバム“My Beautiful Dark Twisted Fantasy”が各メディアで「2010年のベストアルバム」として大絶賛、好調なカニエ・ウェスト(Kanye West)だが、発売前に沸き起こった‘発売禁止’問題が意図的なものであることが明らかにされた。

カニエ・ウェストは、新作“My Beautiful Dark Twisted Fantasy”のアルバム・アートワークを、現代美術作家のジョージ・コンド(George Condo)に依頼。発売1ヵ月前にTwitter上でそのアートワークを公開したが、白い翼と尻尾の生えた白い肌の女性がカニエらしき黒人男性の上にまたがるという絵が問題となり、カニエが発売禁止処分を受けたと騒くなど話題を呼んでいたが、どうやらこれは意図的なものだったようだ。

これはジョージ・コンドに取材をしたThe New Yorker誌の記者が明らかにしたもの。カニエは以前にコンドの絵を見たことがあり、新作のために絵を描いてもらうようオファーしたが、カニエは最初から「発売禁止になるようなもの」と規制の対象になるような絵を要求していたとのこと。当時、名指しをされたWalmart側が「我々は発売禁止になどしていない」と反論も発表、大きな騒動に拡大していた。結果的に新作“My Beautiful Dark Twisted Fantasy”への注目も大きくなり、発売初週に49万5,000枚のセールスとなり4作連続での1位を記録。カニエの‘計画どおり’に事が運んだといえそうだ。

なおカニエ・ウェストは以前から予告していたジェイ・Z(Jay-Z)とのジョイント作“Watch The Throne”からのファーストシングル“H.A.M”をついに発表。このコラボ作専用のFacebookページを立ち上げ、19歳の新鋭レックス・ルーガー(Lex Luger)のプロデュースによる話題の新曲“H.A.M.”を公開している。(s)

ニュース提供:bmr.jp

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