
(01/12)
年明け早々、ラスベガスで開催された世界的な家電見本市CESで新たなヘッドフォン・ラインSleek by 50Centの第一弾モデルPlatinumをお披露目したラッパー、50セント(50 Cent)が、‘つぶやき’によって同ヘッドフォンの世界販売権を持つTV Goods社とその親会社H&H Imports社の株価を急騰させ、同社の株を3,000万株所有する50セント自身にも870万ドル(約7億2千万円)もの利益をもたらしたという。
50セントは、380万人のフォロワーを持つTwitterで「一度しか言わない。TV Goods社の株を買うことをお勧めする。どれだけ上昇するか見てみろ。俺の指示に従って小額でも俺を信じて投資するんだ」、「今すぐ金を倍増したければ、買えるだけ買うんだ」などと投稿したところ、フォロワーたちが指示通りに一斉にその株を購入したため、当初わずか1セントだった同社の株価は、取引終了時には39セントにまで跳ね上がり、たった1日で約6,000万ドル(約50億円)もの株価上昇となった模様。
しかし50セントがTG Goods社の株主でもあることから、今回の行為が不公正取引にあたる恐れもあるため、幾つかの‘つぶやき’がすでに削除されているほか、「俺にとっては正当な投資だが、それが皆にもあてはまるとは限らない。自分で宿題を片付けてくれ」などと、あまりの反響の大きさにやや責任逃れ的コメントを投稿している。
また、昨年夏に「白紙に戻す」発言まで飛び出したニューアルバムについては「俺にとっての“Detox”みたいなものだ。完璧にしたいから10年かかるかもしれないが待っていてくれ。音楽には旬があるから、正しい音楽を的確なタイミングで発表することが大切なんだ」などとコメント、Twitterにも「世間が俺の音楽を求めるようになるまで、新作は発表しない」と投稿するなど、当分リリースの可能性はなさそうだ。(t)
ニュース提供:bmr.jp
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