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先月、警察に自ら出頭し突如17年前の殺人事件の犯人は自分だと自白したラッパーのGデップ(G. Dep)だが、公判では一転して無罪を主張していることが分かった。
Gデップは90年代末から00年代初頭にヒットを飛ばしたラッパーだが、昨年12月に警察に自首、未解決だった殺人事件の犯人だと名乗り出た。その後もNew York Post紙の取材に対し、「(被害者が)本当に死んだとは思わなかった」などとコメントしていたGデップだが、先週木曜にマンハッタン裁判所で行われた公判では無罪を主張した。
Gデップ自身が罪を認めた後に無罪を主張していることについて担当弁護士は「手続き上の申し立て」だと説明。今後、証拠や自白が裏付けられるか確認する時間を取る必要があり、自白当時のGデップが薬物の影響下にあったことも示唆。当局と司法取引が成立する場合に備えての無罪申し立てだと語っている。
一時は“Special Delivary”などのヒットでスター候補だったGデップは、アルバム1枚をリリースしたのみで、その後は窃盗、強盗などで服役を繰り返していた上、麻薬中毒になっていたという。自白直後は、この殺人事件が彼の重荷となり「神の前で物事を正したかった」と自首した理由を語っていた。彼の突然の自首について、当時所属していたBad Boyレーベルのボス、ディディ(Diddy / Puff Daddy)は「きっと彼の魂を乱す何かがあったんだろう。だって彼はハエも殺せない人間なんだから。何が起こったかは知らないけど、彼のために祈るよ」とコメント、一方被害者の兄弟は「馬鹿じゃないのか。あの事件からもう何年も、何年もの時間が流れている……ようやく乗り越えようとしていたのに」と怒りのコメントを発表していた。
ニュース提供:bmr.jp
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