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ファンテイジア、マヘリア・ジャクソン伝記映画で主演
(02/12)
昨年夏、新作リリース直前に不倫問題から自殺未遂騒動を起こしたためネガティブな報道も続いた『アメリカン・アイドル』出身の女性R&Bシンガー、ファンテイジア(Fantasia Barrino)が、伝説のゴスペル歌手マヘリア・ジャクソン(Mahalia Jackson)を演じるという。

最近、太ったことを理由に一部ゴシップ誌などで妊娠説が出ていたファンテイジアだが、彼女の広報担当が妊娠を否定するコメントと同時に映画主演決定をアナウンス。実はマヘリアを演じるための役作りとして体重を20kg近く増やしていたのだと明かした。この映画はマヘリア・ジャクソンの自伝本『マヘリアジャクソン自伝―ゴスペルの女王』(原題“Got to Tell It: Mahalia Jackson, Queen of Gospel”)を元にした伝記映画で、ピッツバーグとシカゴで4月から撮影開始となり、12月に全米公開予定とのこと。

ファンテイジアはこれまで、2006年に自身の伝記ドラマ“Life Is Not a Fairy Tale: The Fantasia Barrino Story”に自分役で出演、翌2007年にはブロードウェイの名作ミュージカル『カラーパープル』で主演に抜擢されているが、今回、銀幕デビューを主演で飾ることとなる。ちなみに、先日にはアレサ・フランクリン(Aretha Franklin)の自伝映画のアレサ役候補として彼女本人から、「ファンテイジアか……ジェニファー・ハドソン(Jennifer Hudson)かしら」と名指しで言及されている。

マヘリア・ジャクソンはゴスペル界の最高峰として、ロックの殿堂やハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム、グラミー生涯功労賞など、その功績を称えられている大人物。ニューオーリンズのBlack Pearlと呼ばれる黒人居住区で赤貧にあえぐ幼少時代を過ごし、16歳でシカゴに移り住み、聖歌隊の一員となった。ゴスペル歌手として広く活躍したほかに公民権運動家としての顔も持ち、60年代にはケネディ大統領の就任式やキング牧師の告別式などでもその歌声を披露。1972年に享年60歳で糖尿病による心不全で他界する晩年まで音楽活動を続けていた。(t)

ニュース提供:bmr.jp

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