
(02/15)
殺害されて15年が過ぎようとしている今もカリスマ的人気を誇るラッパーの2パック(2pac / トゥパック・シャクール Tupak Shakur)だが、その伝記映画製作が本格的に動き出した。
昨年からキャスティングの問題で撮影開始時期を9月、11月と延期させてきた伝記映画“Tupac”だが、製作会社Morgan Creekが改めて、今年の春か初夏には撮影をスタートをさせると発表した。撮影はロサンジェルス、ニューヨーク、ラスベガス、ジョージアなどから開始する予定。製作に協力している2パックの母アフェニ・シャクール(Afeni Shakur)は、「Morgan Creek社は、彼の芸術性や希望、人生のゴールを世界に伝えることができるよう、2パックの人生を描くという共通の目標を真摯に追い続けてくれると確信しています」とのコメントを寄せている。
この映画は、『トレイニング・デイ』でアカデミー賞を獲ったアントワン・フークワ(Antoine Fuqua)が監督を務め、脚本を映画『アリ』、『ニクソン』などでアカデミー賞ノミネートの実績を持つスティーブン・J・リヴェレ(Stephen J. Rivele)とクリス・ウィルキンソン(Chris Wilkinson)が担当する。劇中では、ボルティモア芸術高校時代や、政治活動家として知られながら麻薬におぼれていた母親の元を離れてのカリフォルニアへの移住、そしてラッパー、俳優としての成功から1996年の射殺事件に至る2パックの生涯を描くという。公開されている役柄のプロフィールによれば、2パックが所属したレーベルオーナーで、ギャングとの関連で名高いシュグ・ナイト(Suge Knight)が2パックと兄弟の間を引き離したことや、ウィル・スミス(Will Smith)の妻で女優のジェイダ・ピンケット・スミス(Jada Pincket Smith)が、高校時代の同級生だったことなども描かれる模様。
もっとも映画のキャスティングについてはまだ決定しておらず、監督のアントワン・フークワは公募する可能性についても言及。「新しい人物を発掘したいんdな。できればなるべく多く。すでに何人かはもうキャスティング済だが、それは俳優にはそれぞれ異なる才能があるから。私はストリートに出て世界のどこかにいる‘その人’を見つけだしたい」と語っている。
ニュース提供:bmr.jp
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