
(02/18)
米ロサンジェルスの若手ラッパーが英有力レーベルXL Recordingsとリリース契約を結んだのに合わせて強烈なミュージックビデオを公開、さらにいきなり人気TV番組でクレイジーなパフォーマンスを繰り広げ、ヒップホップ・ファンの話題をさらっている。
その強烈キャラは、OFWGKTA(Odd Future Wolf Gang Killing Them All)という一派を率いるタイラー・ザ・クリエイター(Tyler the Creator)。LA出身の、低めの声でダークなラップを聴かせる19歳だ。2009年には自主制作のアルバム“Bastard”を発表している。
その彼が、まず2月10日に新曲“Yonkers”のビデオを公開。これが、巨大なゴキブリを生きたまま食べ、最後には首を吊ってみせるという強烈な内容で賛否両論を巻き起こし、続いて14日にはTwitterで英レーベルのXL Recordingsとの契約を発表。「イエス、XLとアルバム1枚分の契約をした。誤解するな、ラップ、ビート、ビデオ、カバー、100%のクリエイティブ・コントロールは確保してある。ファック・ユー」と不敵にツイートしている。
そして16日には人気TVショウ “Late Night with Jimmy Fallon”でテレビ初出演。ベテランヒップホップバンドのザ・ルーツ(the Roots)が専属バンドを務めていることでもおなじみのこの番組で、タイラー・ザ・クリエイターとOFWGKTAのホッジー・ビーツ(Hodgy Beats)ふたりが“Sandwitches”という曲をパフォーム。ステージを飛び出しホストのジミー・ファロンやゲストの席まで走り回り、同席したモス・デフ(Mos Def)も大喜びというパフォーマンスとなり、さらなる注目を集めている。
タイラー・ザ・クリエイターの自身2枚目にして一般流通作品としてはファースト・アルバムとなる“Goblin”は、今春4月に発売予定とされている。
ニュース提供:bmr.jp
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