
(03/03)
動乱が続くリビアで専制的な政治を行ってきたカダフィ家が、巨額のギャランティを払って人気ポップ・スターが数々出演するプライベート・ライブを催していた件が話題を呼んでいるが、その出演が明らかになっていたビヨンセ(Beyonce)が、ギャラは既にハイチ支援のために寄付したと発表した。
米時間2日にビヨンセの広報担当者が発表したところによると、問題のライブは第三者を介して依頼されたものだったが、後にカダフィ家の関与が判明した時点でチャリティの為に寄付することが決められたという。ビヨンセが出演したのはカリブ海のセントバーツ島で行われた2009年のカウントダウン・パーティで、受け取ったギャラだけでなく、そのブッキングを行ったエージェンシーの手数料も含めた全額を1年以上前にクリントン・ブッシュ・ハイチ基金に寄付済みとのこと。ただし、カダフィ家の巨額の資産はリビアの石油生産などから得られたもので、チャリティとはいえ他国のために使われるとなるとリビア国民からは反発を招く可能性も残りそうだ。
この問題では、ビヨンセ以外にもマライア・キャリー(Mariah Carey)、アッシャー(Usher)らも同様のライブでそれぞれ100万ドル(約8,000万円)にも及ぶ報酬を得たと報じられており、報道後すぐにカナダ人ポップ・シンガーのネリー・ファータド(Nelly Furtado)は全額を寄付すると発表している。
ニュース提供:bmr.jp
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