(03/08)
既に10年近く人気を保ち、多くのスターを輩出した米オーディション番組といえば『アメリカン・アイドル』。この番組を機にさまざまなオーディション番組が生まれたが、今年シンガーを対象としたオーディション番組が新たにふたつスタートする。
まず世界各国に‘輸出’された『The X Factor』がアメリカについに進出。オリジナルのイギリス版を制作し、『アメリカン・アイドル』同様に名物審査員として活躍したサイモン・コーウェル(Simon Cowell)がこのアメリカ版でもプロデューサー兼審査員として登板する。すでに審査員候補としてマライア・キャリー(Mariah Carey)、ジョージ・マイケル(George Michael)、ニコール(Nicole Scherzinger)、ジェシカ・シンプソン(Jessica Simpson)、さらにコーウェル同様『アメリカン・アイドル』のジャッジを辞めたポーラ・アブドゥル(Paula Abdul)らの名前が挙がっており、豪華な「全米進出」番組となりそうだ。9月より全米放送開始予定のこのアメリカ版、優勝すれば500万ドル(約4億1,000万円)にもなるメジャー・レーベルとのレコード契約を獲得できるとのことで、賞金額は米TV史上最高だとか。
また既に審査員がクリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)、シー・ロー(Cee Lo Green)、マルーン5のアダム・レヴィーン(Adam Levine)らに決定しているのが『The Voice』。こちらはオランダで2010年に始まったオーディション番組『The Voice of Holland』をアメリカに持ち込むもので、放送開始は4月26日から。賞金は10万ドル(約800万円)、Universal Republic Recordsからのメジャー・デビューが約束されるという。
いずれも米TV局NBCで放送されるもので、FOX局の人気番組である『アメリカン・アイドル』と競合する内容だが、グループでの出場、審査員として登場するポップ・スターたちがコンテスト出場者の指導も行うなどさまざまな違いがあるとのこと。
(photo credit: Mariah Carey by David Shankbone, Nicole Scherzinger by Leo Kavish, Cee Lo Green by Matt Billings)
ニュース提供：bmr.jp
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