
(03/17)
ティンバランド(Timbland)とポロウ・ダ・ドン(Polow Da Don)の人気プロデューサーふたりが送りだしたといえば女性R&Bシンガーのケリー・ヒルソン(Keri Hilson)だが、彼女に続く大型新人がデビューし、話題を呼んでいる。
ケリーは、ポロウのレーベルであるZone 4と、ティンバランドのレーベルであるMosley Musicがジョイント・ベンチャーの形でInterscope Recordsからデビューしたが、同じくZone 4/Mosley Music/Interscopeの強力スクラムで送り出されたのは、テキサス州エルパソ生まれ、ノースキャロライナ州ファイエットビル育ちの男性R&Bシンガー、ティモシー・ブルーム(Timothy Bloom)。
彼は牧師である父の影響を受け、幼い頃から教会などでピアノ、ドラム、ギター、ベースを習得、高校卒業後には音楽修行のためドイツへと渡り、アメリカに帰国後、クライヴ・デイヴィス(Clive Davis)、シルヴィア・ローン(Silvia Rhone)といった音楽業界の重鎮の前で歌を披露する機会に恵まれ、以降はニーヨ(Ne-Yo)のセカンドアルバム“Because Of You”(2007年)に“Say It”を提供(共作)するなどソングライターとして活動し、Zone 4/Mosley Musicと契約するに至る。
ビル・ウィザーズ(Bill Withers)、マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)、スライ&ザ・ファミリー・ストーン(Sly & The Family Stone)などから影響を受けたという音楽性に加え、先日公開された“Til The End Of Time”のミュージックビデオではデュエット相手の女性シンガーと共に全身裸体を披露したこともあって、ディアンジェロ(D'Angelo)の再来との声も高い。彼は、米iTunesで「今週のシングル」にも選ばれた同曲を収録したEP“The Budding Rose”を今月8日に発表しており、今夏にはフル・アルバム“In Full Bloom”をリリース予定。自作自演派だけに、このフル・アルバムでは全曲自身で作詞作曲からプロデュースを務めているとのこと。主流のシンセを多用した打ち込み系のサウンドとは一線を画す泥臭いサウンドながら、ポロウとティンバランドという2大プロデューサーが後ろ盾についているだけに、メインストリームでの活躍も期待されるところだ。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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