
(03/17)
東北地方太平洋沖地震被災地のど真ん中、仙台で活動するヒップホップ・アーティスト、MONOm.i.c.とMonkey Sequence. 19が、当初の予定通り3月16日にMONO × MONKEY名義のアルバム『Mo-Menotus』を発売した。
福島県出身、アルバム『Drop By Drop』などで知られるMONOm.i.c.と、岩手出身でRHYMESTERへのトラック提供で注目度を上げたMonkey Sequence.19の2人は共に仙台で活動。そのユニット作となった『Mo-Menotus』は両者によるビートに、ギルティ・シンプソン(Guilty Simpson)、Lubraw & BTBなどのゲストも迎えたもので、1月のシングル“Why O Why ft. Co$$ / Sunshine”発売も話題を呼んだ。
その『Mo-Mentous』発売について、MONOm.i.c.は17日付けのブログで「もちろん延期の話もあったし、それが得策だったのかも知れない」「今までのキャリアの中で、間違い無く多くの方達に支えられた作品になったこの気持ち そしてなにより、俺とMONKEYの『ヤバイ!』 『オモロイ!!』って作り上げてきた結果は、どんな状況であれ何も変わらない」と記し、予定通りの発売に至ったことを報告。「震災に対するメッセージも、『原発反対!!』なイデオロギーもこの作品には全く含まれてはいません。 だからこそ、俺たちを気にしてくれていた皆各々が『普通』を取り戻せた時にこのCDを手に取って首を振ってくれたら最高です!」とメッセージを送っている。
amazonやTower Records、HMVなどの通販サイトではこの『Mo-Mentous』は入荷待ちとなっているが、iTunes Storeでの配信購入は可能。ただしアルバム単位で価格に誤りがあるとのことで、1曲単位の購入か、明日以降の修正を待って購入するよう呼びかけられている。この作品のリリース元である松竹梅Recordsは、同じく仙台を拠点に世界的な活躍を見せるヒップホップ・グループ、GAGLEのHUNGERが主宰しているものだが、そのGAGLEのメンバーそれぞれも無事が報告されている。
ニュース提供:bmr.jp
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