
(03/19)
ヒップホップ界に欠かすことのない歌声とまで評価されてきたシンガー、ネイト・ドッグ(Nate Dogg)の訃報に対して、アーティストたちが次々とアクションを起こしている。
twitterで胸に迫る追悼コメントを綴ったスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)に続き、エミネムは「彼の声は何者にも換えられない、彼はウェストコースト・ヒップホップの青写真を作った。オレは幸運なことに彼と共演するいう特権を得て、彼の友人でもあるという栄誉を得た」と追悼コメントを語った。またスヌープ、ネイトと共に213と言うグループでも活動していたウォーレンG(Warren G)は、「彼の死はとても惜しまれるだろうが、彼自身はその人生と音楽を祝うことを望むだろう」と語り、ベテラン中のベテラン、DJクイック(DJ Quik)も「彼がこそがGファンク・ミュージックを作ったんだ。彼以前にはギャングスタ・ラップがあるだけだった」「誰も彼の後は追えない、誰も彼ほどクールじゃない、誰も彼ほどヘネシーを飲むこともできない」などとコメントしている。
また同郷のラッパー、ゲーム(Game)はネイトが参加していたドクター・ドレー(Dr. Dre)“Next Episode”をサンプリングした追悼曲“All Doggs Go To Heaven (R.I.P. Nate Dogg)”を早くも発表。新鋭ウィズ・カリファ(Wiz Khalifa)も音楽フェスSXSWでのステージでネイト・ドッグを追悼している。
ネイト・ドッグは1994年にウォーレン・G(Warren G)とのコンビで“Regulate”を米総合チャートのHot 100で最高2位を獲得、以降ドクター・ドレー“Next Episode”の「Smoke Weed Everyday...」をはじめ、印象的なフレーズをいくつも歌ってきたアーティスト。ロサンジェルスのヒップホップ・スタイルとして「Gファンク」を流行させた。米西海岸のアーティストだけでなく世界中から客演を求められた存在で、スヌープ、イグジビット(Xzibit)との“Bitch Please”、エミネムの“Shake That“、チコ&クールワダ(Chico & Coolwadda)との“High Comes Down”、50セント(50 Cent)の“21 Questions”など、数知れない人気曲を生み出してきた。
ここ数年は脳卒中を繰り返して半身不随の状態となり、リハビリ生活を送っていたことが知られていた。ネイトのマネージャーによれば、何度も起こした脳卒中による合併症などが死因だったのではないかとのこと。
ニュース提供:bmr.jp
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