
(03/22)
本格的に俳優として挑戦、出演した映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦』(原題“Battle: Los Angeles”)が初登場全米1位と好評なニーヨ(Ne-Yo)だが、すでにニューアルバムの制作を進めているという。
これまでにも『セイブ・ザ・ラストダンス2』、『ストンプ・ザ・ヤード』といったダンス映画に出演していたニーヨだが、昨年から本格的に俳優業に注力し、SF大作映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦』やジョージ・ルーカス(George Lucas)が製作指揮にあたることで話題の“Red Tails”への出演を果たしている。その『世界侵略:ロサンゼルス決戦』がいよいよ全米で今月11日から公開がスタート(日本でも4月1日から公開予定だったが、東日本大震災の影響で公開延期)。同映画は先週末で約3600万ドル(およそ30億円)の興行収益を上げ、見事1位を獲得、好調な滑り出しを見せている。
一方で、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』の撮影と同時期に制作されていた彼のアルバム“Libra Scale”は苦戦しており、ヒーローものの映画仕立てというコンセプチュアルなこの作品は、これまでの作品と比べてもセールスが落ち込んでいる。これについてニーヨは、「“Libra Scale”の土台となるストーリーにすごく集中していたから、いつもほど音楽面に気がいかなかった」と反省しつつ、「これまでに出来なかった挑戦ができた作品だった。売れなかったからといってあのアルバムが悪い出来だとはまったく思わない。よく出来ていたと思う」と振り返っている。
そしてすでに制作を始めているという新作については、「次のアルバムはみんなのための作品だ。つまり、“Libra Scale”が気に入らなかった人にも楽しんでもらえるもの。基本に立ち戻った作品で、もう複雑なストーリーもないし、ただ音楽を聴いてノリノリになってもらえるもの。だから9月頃を楽しみにしていて」と語っている。2月25日に行われた英国公演では、新作のタイトルを“Love and Passion”になると発表している。
なお、大震災直後の日程ながら「音楽を通じて愛を広めるため、日本に向かう」と来日ツアーを予定どおり行っているニーヨだが、ゴシップサイトTMZ.comによれば4人のバックダンサーが日本へ行くことを拒否。ツアー・マネージャーが今後の世界ツアーにも同行しないでよしとこの4人をクビにするという出来事も来日直前にはあったのだとか。すでに名古屋と神戸の公演を終了したニーヨは、名古屋公演の様子や舞台裏、会場で受け付けている募金の呼びかけ風景を映したビデオをYouTube上にアップロードしている。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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