
(03/31)
映画版が大ヒットを記録したブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』が参考にしたと言われている1976年の映画『スパークル』のリメイクが進行中であることが明らかになった。
『ドリームガールズ』同様に、言わずとしれたモータウンの女性コーラス・グループ、シュープリームス(Supremes)から物語の着想を得たといわれる映画『スパークル』。『セント・エルモス・ファイアー』『8mm』の監督ジョエル・シューマーカー(Joel Schumacher)らが脚本を担当、映画『フラッシュダンス』の主題歌“Flashdance... What a Feeling”を歌っていたことで知られるアイリーン・キャラ(Irene Cara)が主役を演じていたこの映画は、カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)が手がけた音楽でも有名で、アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)が歌ったサウンドトラックはアレサの最高傑作とする声もあるほどの歴史的な名作でもある。
全米公開から35年経った『スパークル』だが、Sony Picturesのプロデューサー、デブラ・マーティン・チェイス(Debra Martin Chase)がリメイク版の製作に乗り出していると報じられている。監督を米コメディ・ドラマ『The Game』を手がけているサリーム・アキル(Salim Akil)が担当し、その妻で『The Game』のエグゼクティヴ・プロデューサーであるマラ・ブロック・アキル(Mara Brock Akil)が脚本を担当するのだとか。
気になるキャスティングはまだ未定のようだが、チェイスがBlackfilm.comに対し明かしたところによると、実はこのリメイク化は当初、2001年に飛行機事故で亡くなったR&Bシンガーのアリーヤ(Aaliyah)主演で製作が進行していたという。「『スパークル』のリメイク化に何年も取り組んできたが、もうこれは話してもいいだろう。実は元々はアリーヤのためにWarner Bros.で進行していたプロジェクトだったんだ。あの事故があって企画は一時お蔵入りとなっていたが、私は一生かかってもこの映画のリメイクを実現させたい」とチェイスは述べている。また、映画版の『ドリームガールズ』はビヨンセ(Beyonce)の“Listen”のようにブロードウェイ版にない新しい曲を追加していたが、今回の『スパークル』リメイク版でも新曲も加える予定と話している。もちろんカーティス・メイフィールドによるオリジナルの名曲の数々も使われるとのこと。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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