
(03/31)
今週末に迫った音楽とアートの一大フェスSonarSound Tokyoと共同開催されるRed Bull Music Academy presents Sonar Domeは予定通りの開催が決定しているが、秋に予定されていた一連の関連イベントの開催地を変更すると発表した。
エナジードリンク・メーカーとしておなじみとなったRed Bullは音楽、ダンス、アートなど様々な方面でストリートカルチャーをサポートしており、特に音楽については話題のクリエイターたちによる講演、レクチャーなどを含むRed Bull Music Academyというイベントを世界各国で多数開催している。今年は東京での開催が決定しており、既にいくつかの関連イベントがスタート、SonarSound TokyoでもSonar Domeと名付けられた会場の一角を提供している。30日付けで発表されたプレスリリースで、Red Bull Music Academyは震災および福島の原発問題などを考慮し、秋の開催地変更を決定したと発表。すでに数ヶ月にわたって東京での開催を準備していたところでの変更となり、新しい開催地などについては4月11日に発表するとのこと。「このような辛い状況下でも、日本の人々が見せている力強さと勇気を我々は心から尊敬する」と述べられている。
ちなみにSonarSound Tokyoにはクラブミュージック界のトップ・スター、アンダーワールド(Underworld)としておなじみのカール・ハイド(Karl Hyde)とダレン・プライス(Darren Price)が日本サポートのための緊急出演を発表。カール・ハイドは「僕達が愛してやまない国が大変な苦難を強いられているのを見るのは、言葉では表現できないほど悲しい。微力ながら日本のみなさんに毎日思いを馳せ、お祈りを捧げています」とのコメントしている。一方、Sonar Domeに出演予定のフライング・ロータス(Flying Lotus)は震災後いちはやく「(予定通り)日本に行く」とコメントしていたが、昨日の時点で「祖母に日本に行くなと止められている。どうしたらいいのか、困った」などと投稿していたが、その後「……祖母には日本に行くとは言わないでおく」とつぶやいており、日本へ向けて出発した模様。
震災発生以降、海外アーティストの公演キャンセルも相次いでおり、このタイミングでの来日がアーティスト本人にとってはもちろん、その家族や友人にとっても不安なことを伺わせている。
ニュース提供:bmr.jp
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