(04/05)
ニーナ・シモンの伝記映画“Nina”で主演、ブロードウェイ・ミュージカル“Rock Of Ages”の映画版に出演と女優づいているメアリー・J.ブライジ(Mary J. Blige)が、1994年に発表したセカンドアルバム“My Life”の続編を9月に発表する。
昨年のインタビューでも、およそ2年ぶりとなる新作について、「(デビュー作の)“What's the 411?”とか“My Life”の2011年/2012年版といった感じになると思う。‘メアリー的’な方向性……つまりR&B、ヒップホップ、それにソウル・ミュージックよ。クラブ向けの曲も、フューチャリスティックなサウンドじゃなく、ソウルフルなものになるわ」と‘原点回帰’を宣言していたメアリーだが、新作のタイトルはずばり“My Life II, The Journey Continues”となった。
参加プロデューサーにカニエ・ウェスト(Kanye West)、デンジャ(Danja)、スウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)、スターゲイト(Stargate)らの名があるというこの新作は、全米で9月20日に発売予定。メアリーは、「“My Life II”は、この人生における‘私たち’の旅が続いてるということ。どんな時もファンのみんなに共感してもらえる贈り物よ。時代、そして私のまわりにいる人たちの人生を反映したのがこのアルバムなの」と説明している。
すでにこの新作からは、“My Life”の時のプロデューサーでもあったパフ・ダディことディディ(Diddy)と、リル・ウェイン(Lil Wayne)をゲストに迎えた1stシングル“Someone To Love Me (Naked)”を発表済。これはディディ率いるダーティ・マネー(Diddy-Dirty Money)が昨年発表した“Someone To Love Me”のメアリー版で、元々はジェリー・ワンダー(Jerry "Wonda" Duplessis)がプロデュースを担当、ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)の母が在籍していた女性グループとして知られるスウィート・インスピレーションズ(the Sweet Inspirations)の“You Roam When You Don't Get It At Home”をサンプリングしたものとなっている。
メアリー・J.ブライジの“My Life”は1994年に発表された彼女のセカンドアルバム。デビュー作から‘ヒップホップ・ソウル’という言葉と共に売り出したパフ・ダディ(現ディディ)がエグゼクティヴ・プロデュースを務め、全米で300万枚以上のセールスを記録。“Be Happy”、“I'm Going Down”、“You Bring Me Joy”といったヒット曲がここから生まれた。“Be Happy”は、昨年ジャズミン・サリバン(Jazmine Sullivan)の“Holding You Down”で引用されている。(s)
ニュース提供：bmr.jp
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