
(04/07)
故ノトーリアス・B.I.G.(Notorious B.I.G.)の傑作“Ready to Die”を共同監修、ビッグ・ダディ・ケイン(Big Daddy Kane)のDJを長年担当したベテランDJ、ミスター・シー(Mister Cee)が公然わいせつ罪で逮捕された。
3月30日早朝にマンハッタンで逮捕されたというミスター・シーだが、NY Daily News紙は彼が「20歳の男性にオーラル・セックスをさせているところを現行犯逮捕された」と報じている。このショッキングな報道に対しミスター・シー本人は、「自分が逮捕されたとき誰とも一緒ではなかった、真実はすぐに明らかになる」とtwitterでコメントし、この「ゲイ疑惑」を真っ向から否定。しかしその後、ニューヨーク州の全裁判所を統括する管理部門であるNew York State Unified Court Systemがこの事件の資料を開示、公然わいせつで逮捕されたことは事実のようだ。
これを受けて米ヒップホップ・ラジオなどでは議論沸騰、ニューヨークのラジオ局POWER105のDJ、シャーレメイン(Charlemagne)はミスター・シーをゲイと断定。一方、HOT97の看板DJ、ファンクマスター・フレックス(Funkamster Flex)は、同局で番組を持つ仲間としてミスター・シーを擁護しており、ラジオ局どうしの抗争めいた空気も漂っている。また人気ラッパーの50セント(50 Cent)は「ミスター・シーをいつかオレのDJにする」「彼がヒップホップに果たした役割はあまりに大きい」「彼はビギー(ノトーリアス・B.I.G.のこと)の存在を俺たちに教えてくれた、世に出してくれた」と今回の報道の真偽に関係なく、彼の功績を称えている。
過去にもゲイ疑惑がささやかれてきたというミスター・シーだが、ヒップホップ・カルチャー本には「ツアーDJがグルーピーとセックスするための心得」を寄稿していたこともある。ちなみにそのなかでは「場所にこだわるな」とも説いていた。ちなみに逮捕現場となった場所は、同性愛者が性行為を求めて集まる場所として有名なところだという。
ニュース提供:bmr.jp
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