
(04/18)
先週末14日から16日にかけて米南部を襲った暴風雨では、竜巻が100カ所以上で発生したとされているが、その中で米ミシシッピ州ジャクソンにある米老舗レーベル、Malaco Records/ Malaco Music Groupの建物が全半壊するという被害を受けた。
Malacoは1962年創立、ボビー“ブルー”ブランド(Bobby 'Blue' Bland)やZZ・ヒル(ZZ Hill)、ジョニー・テイラー(Johnny Taylor)らの作品をリリース、現在も「the Last Soul Company」を標榜しブルーズ、ゴスペル作品などのリリースを続けてきた音楽レーベル。最近ではジャーメイン・デュプリ(Jermaine Dupri)のレーベル、So So Defと配給契約を結ぶなどディストリビューション業も増えており、ケリー・プライス(Kelly Price)の新作もMalaco配給となっている。
同グループはその現事務所、倉庫など3棟に及ぶ建物で運営しているとのことだが、そのうち1棟が全壊、残る2棟も半壊というかなりの被害を受けた模様。マスター音源のテープを置いていた部屋は残念ながら瓦礫の山と化したとのことだが、音源そのものが無事だったかどうかは不明。15日午後の被災当時、創業者のひとりウルフ・スティーブンソン(Wolf Stephenson)を含め約15名の従業員が働いていたが、全員が避難して無事だったとのこと。スティーブンソンは地元メディアWLBTに「44年分の仕事、44年間の私の人生が15秒で吹っ飛んでしまうとは……とても悲しい気持ちだ。だがとにかく片付けるよ。泣くのはそれからでもできる」と語っている。
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ニュース提供:bmr.jp
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