(04/19)
甘いマスクと甘い歌声で人気のベテランR&Bシンガー/プロデューサーのブライアン・マックナイト(Brian McKnight)が当初今月発表予定だった新作を7月に延期させた。
ブライアン・マックナイトは、2年ぶりのニューアルバム“Just Me”を今年4月に発表する予定だったが、これを7月12日まで延期。スタジオ・アルバムとしては10枚目となるこの新作は2枚組となる予定で、Disc 2にはこれまでの20年近くにおよぶキャリアの中で未発表だった楽曲12曲が収録されるという。新作“Just Me”の内容は、自身がこれまでに影響を受けてきた往年のソウル・ミュージックへの回帰となるとのこと。今年2月の時点で彼は4曲のレコーディングを終えているとのことで、「まさにマーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のスタイル」という“Temptation”は息子BJ(Brian Michael, Jr.)との共作だという。ほかにも、「最近レイ・チャールズ(Ray Charles)をよく聴くんだけど、1953年のレイ・チャールズ風の曲を作りたかったんだ。これは間違いなく1953年風のサウンドに仕上がったと思う」という曲もあるのだとか。
さらに、今年2月8日に行われたコンサートのDVD化も検討中という彼は、この新作“Just Me”で新たなビジネスモデルを構築したいと意気込む。「いまの音楽マーケットは、シングル中心みたいな状況だろ。誰もフル・アルバムなんか気にしちゃいない。だから実験を試みようと思うんだ。まず最初に新曲4曲を発表して、その後にまた違う形で新曲4曲、っていうね。将来、音楽を発表するフォーマットを変えられればと思うよ」と述べているが、まだ具体的なプランは立っていないようだ。
昨年2月にハワイ公演で長年の交際相手にプロポーズし、婚約するなど公私順調のブライアン・マックナイト。トーク番組の司会をこなすなどマルチな才能の持ち主として知られる彼だが、現在はラジオのレギュラー番組も終了、TV界などからの新たな誘いも断り、これまで以上に音楽に力を入れていきたいという。今月から「Just Me Tour」もスタートさせており、夏までこのツアーを続けるとのこと。(s)
ニュース提供：bmr.jp
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