
(05/06)
幾度となく来日公演を行うなど日本でもお馴染みの世界最高峰ジャズ・ベーシスト、マーカス・ミラー(Marcus Miller)が、東日本大震災の被害者支援のためのチャリティコンサートを今月15日に米ニューヨークで開催することを発表した。
この公演は“Marcus Miller Presents: A Concert for Japanese Tsunami Relief”と銘打たれ、今月15日にニューヨークはマンハッタンのHighline Ballroomで開催される。このチャリティ公演に参加を表明したのは、ジャズ・ヒップホップの第一人者ザ・ルーツ(the Roots)のリーダーにして人気ドラマーのクエストラブ(?uestlove)、間もなく公開が予定されているドキュメンタリー映画も話題となっている伝説的ヒップホップグループ、ア・トライブ・コールド・クエスト(A Tribe Called Quest)の頭脳、Qティップ(Q-Tip)ら。他にもジャズ界からは若手人気ピアニストのロバート・グラスパー(Robert Glasper)、トランペット奏者のショーン・ジョーンズ(Sean Jones)やウォレス・ロニー(Wallace Roney)、サックス奏者アレックス・ハン(Alex Han)が参加、また西アフリカの小国ベナン出身の歌姫アンジェリーク・キジョー(Angelique Kidjo)や、R&Bシンガーのラヒーム・デヴォーン(Raheem DeVaughn)、盲目のシンガー/ギタリスト、ラウル・ミドン(Raul Midon)などいずれ劣らぬ実力派がズラリと名を連ねている。また、世界的な活躍で知られる音楽集団、鼓童の芸術監督を務めたことで知られる笛/フルート奏者の渡辺薫(Kaoru Watanabe)も参加するとのこと。
同コンサートでは、アメリカを拠点とする国際的災害支援団体のDirect Relief Internationalが設立した日本救済復興基金に純利益を全額寄付するとのこと。主催者マーカス・ミラーからは、「私の心は、今回の地震と津波の被害を受けた人々と共にあります。私も含め実に多くのミュージシャンが、これまで日本の音楽ファンの皆さまからの愛とサポートを受け取ってきました。今度は我々が、このコンサートを通じて皆さまに愛と支援の手を差し伸べるべき時だと感じています」とのコメントが寄せられている。(t)
ニュース提供:bmr.jp
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