(05/06)
今年リリースが最も期待されるアルバムのひとつに挙げられるジェイ・Z(Jay-Z)とカニエ・ウェスト(Kanye West)のコラボアルバム“Watch The Throne”だが、ジェイ・Zが同作のリリースに手間取っている理由を弁明した。
先行シングル“H.A.M.”の発表から4ヵ月が経ち、「ほんとうに出るのか?」と誰もが懸念を抱き始めている空気を察してか、ジェイ・Zは自身が表紙を飾ったデルタ航空の機内誌でのインタビュー記事で“Watch The Throne”の状況について説明。「成功する前は取材や写真撮影なんか求められないが、(成功した)今となってはスタジオに入るのも大変だ。いまはそういう段階だな」とカニエと一緒にスタジオ入りするためのスケジュール調整が大変なことを示唆し、「あいつは今、異常なくらいクリエイティブな状態にある。だから俺はまずこのプロジェクトが完成するようにあいつをこのプロジェクトに集中させなきゃいけない」などと多方面で活躍する大スター同士ならではの問題を明かしたが、「でも今は音楽こそがあいつの逃げ場だからね」と制作の進展を期待させる発言もしている。
“Watch The Throne”についてまだ正式に発表されている情報は限られるが、リル・ウェイン(Lil Wayne)の“A Milli”や“6 Foot 7 Foot”で知られるプロデューサーのバングラデシュ(Shondrae "Bangladesh" Crawford)が先日、「最初に発表した曲からカニエのファンだったから、大変な名誉だよ。採用されているかは発表されてみないかぎり分からないが、カニエはすごくビートを気に入ってくれた」と同作にトラック提供したことを明かしている。
また、妻ビヨンセ(Beyonce)とイースター休暇で滞在していたパリで、ジェイ・Zがカニエ・ウェストと合流し行動を共にしている姿が目撃され、同地でレコーディングを行ったのではという話も伝えられているが、“Lift Off”という曲が“Watch The Throne”の公式ファーストシングルになるのではとの話が浮上。ビヨンセとブルーノ・マーズ(Bruno Mars)が参加すると噂されており、事実であれば大作に相応しい豪華コラボ曲となる。これを報じたComplex.comによれば、同曲のラジオオンエアやデジタル配信も間もなくとのこと。同曲については、ジェフ・バスカー(Jeff Bhasker)が自身のTwitterでカニエと共同プロデュースをしたことを明かしており、加えて彼は「“Watch The Throne”を聴いたラッパーは誰もが(その凄さに)うんざりすることだろう。プロデューサーたちも」ともコメントしている。(t)
ニュース提供：bmr.jp
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