
(05/10)
2000年代に入ってアトランタを中心とした’ダーティー・サウス’サウンド流行の追い風に乗って頭角を現しメインストリームに躍り出るも、いずれも人気絶頂期/復帰に絶好のタイミングでの逮捕、服役を繰り返したラッパーT.I.。昨年11月から服役中の米アーカンソー州連邦矯正施設Forrest City Lowから出所予定日が9月29日と発表された。
T.I.は2007年に違法銃器の所持及び取引で逮捕され、2009年5月末から昨年3月末まで服役。保護観察下の出所から半年後の9月1日、交通違反がもとで車中から違法薬物が発見され、保護観察規定違反が確定となり、11月から再び刑務所に入っている。出演/プロデュース映画“Takers”が興行収入チャート初登場1位を獲得し、長年婚約状態にあったタイニーともようやく挙式するなど公私共に充実ぶりが伝えられた矢先のことだった。
復帰作として準備されていた7枚目のアルバムは、当初“King Uncaged”(檻から放たれた王)というタイトルで準備されていたが、発売日が決まらないまま本人が再び檻の中に戻ることになり、“No Mercy”と改題して収監後の12月に発表された。ちなみに同作は本人不在にもかかわらず現時点で50万枚超のセールスを記録している。
釈放後のT.I.にはすでに、事前承認なしで海外旅行はもちろんアトランタを含むジョージア州北部以外への旅行禁止、州外滞在は最大7日、車の運転の禁止、銃器所持禁止、薬物/アルコール検査及びリハビリ・テストの義務といった保護観察条件がすでに定められているとのこと。
またT.I.は、8日の母の日に向けたビデオメッセージを公開。事前録画によるものだが「母の日に際し、日ごろの感謝の気持ちとして俺からの愛とサポートを贈るよ。無事に過ごしながら待っていてくれ。すぐに会いに行くよ」などとコメントを発した。(t)
ニュース提供:bmr.jp
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