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ファイル共有のLimeWire訴訟、賠償金1億ドルで決着
(05/17)
ファイル共有ソフトのLimeWire(ライムワイア)がレコード著作権団体から著作権侵害の疑いがあるとして訴えられていた問題で、LimeWire側が1億500万ドル(およそ8.5億円)にものぼる巨額の賠償金をレコード会社13社に対し支払うことに合意した。

LimeWireはインターネットを通じ、ユーザー同士でファイルを共有、ダウンロードできる無料のソフトウェアで、LimeWire社が開発し、配布していた。しかし同社は2006年に米レコード著作権団体のRIAA(Recording Industry Association of America, アメリカレコード協会)から著作権侵害の疑いがあるとして訴訟を起こされ、許可なしに配布された楽曲に対し1曲あたり15万ドルの損害賠償金を請求、また今後はレコード会社に報酬を支払う事業モデルを採用するか、閉鎖するかの選択を迫った。

その後LimeWire側は、RIAA側の訴訟は不当にユーザー数を減らそうとする行為や独占禁止法違反であるとして逆提訴するも、昨年にはLimeWireの著作権侵害およびその幇助を認める判決が下され、恒久的なサービス停止も命じられた。

そして訴訟のスタートから5年、今月12日に賠償金1億500万ドルで調停が成立したという。RIAA会長は、「この結果は、合法マーケットでオンライン・ミュージックが発展しつづけていくための新たな試金石である」とコメントをしている。(s)
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ニュース提供:bmr.jp

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