
(06/20)
保護観察期間中の違法薬物使用で昨年11月19日から実に13回目となる懲役刑に服している元ラフ・ライダーズ(Ruff Ryders)の看板ラッパー、DMXが、新鋭ラッパーたちを次々に引き入れているリック・ロス(Rick Ross)のレーベル、Maybach Music Group(以下MMG)との契約の可能性を示唆した。
7月1日には監視付という条件ながら仮釈放されるDMXに、今年に入ってワーレイ(Wale)、ミーク・ミル(Meek Mill)といった新鋭ラッパーたちと契約しているMMGが早くもコンタクトを取ってきたという。これは現在、精神疾患の可能性もあるとしてアリゾナ州刑務所のメンタルケア施設で服役中のDMXが、獄中からVIBE.comの取材に応じて明かしたもの。彼によれば、MMGから書面で契約を打診されているという。
MMG側から「帰る場所を用意した。リムジンで迎えに行くからマイアミに来てくれ。来てくれればそれでよい」との手紙を受け取ったという彼は、「前向きに考えている。悪い気もしない。アーティストとしてリック・ロスを尊敬しているが、『あいつには信奉者が周りに多過ぎるから仲間に加わるな』と手紙を書いてきたファンもいるんだ。共演は是非してみたいが、レーベル契約までは明言できないな。向こうの出方と世間の反応を見たいと思う。俺はそんじょそこらのアーティストとは違うからな」と現在の心境を正直に語った。
DMXは、2008年の時点ですでに3枚のアルバムを完成させたと述べており、“Walk with Me Now”と“You'll Fly with Me Later”という2タイトルのリリース準備を整えていたものの、逮捕と服役を繰り返した結果、そのまま発売されず仕舞いとなった。今回も、出所翌日の7月2日には新曲“Get Your Money Up!”を、さらに年内にはニューアルバムのリリースも予定しているとのことで、度重なる法的トラブルにめげることなく自身の音楽に対するモチベーションも一向に衰えていない様子。
なお、DMXの監視が解けるのは8月12日とのこと。(t)
(photo by John B. Mueller)
ニュース提供:bmr.jp
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