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レニクラ新作にジェイ・Z、ドレイクらが参加
(06/30)
ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)、スライ・ストーン(Sly Stone)らの系譜を受け継ぎ、日本でも人気の高い黒人ロック・スター、レニー・クラヴィッツ(Lenny Kravitz)の3年振りの新作“Black and White America”に、かねてから親交の深いジェイ・Z(Jay-Z)やスウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)といったヒップホップ界の重要人物が名を連ねている。

2009年の制作開始当初は“Funk”、続いて “Negrophilia”がタイトル候補になり、クラヴィッツ本人も「とてもファンキーなアルバムに仕上がった。興味もあったしずっとやってみたいと思っていた内容」と述べている通り‘黒人音楽’にシフトしていることについては「全部音楽に変わりは無いだろ? 音楽が導いてくれる方へと進んだだけさ。“Boongie Drop”を作った時にはラップが頭に浮かんだからジェイ・Zに電話して、NYに行った時に曲を渡した。過去に2回ほど共演したことがあるんだ。ドレイクにも電話で依頼したが、‘ファンだから是非参加したい’と快諾してくれた」などとコメント、ドレイク参加の“Sunflower”はスウィズ・ビーツ(Swizz Beatz)との共同制作になるという。

8月30日発売予定の16曲入り同作からは、NBAのTVコマーシャルにも使用された“Come On Get It”をファースト曲として2月に自身のFacebookページで公開、今月3日にはセカンド曲“Stand”も発表されているほか、アートワークには本人の子供時代かと思われる写真が使用され、頬と腕に‘Peace’と‘Love’の文字が、おでこにもピースマークが描かれるなどメッセージ性の強いものとなっている。またプロダクションの大半はクラヴィッツ本人とギタリストのクレイグ・ロス(Craig Ross)2人で手がけ、ジャズの発祥の地ニュー・オリンズ出身のトロンボニスト、その名もトロンボーン・ショーティ(Trombone Shorty)が数曲に参加、へヴィメタルを主体とするレーベルRoadrunner Records/Atlanticからの初リリースとなるなどボーダレスな様相を呈する同作についてクラヴィッツは「俺はあらゆる場所に存在する統合失調症のような人間なんだ。統一感のある作品にしようと試したこともあったがムリだった。俺の中に非常に多くの音楽スタイルが混在しているからアルバムも毎回内容が違ってくるのさ」などと語っている。(t)


“Black and White America”トラックリスト
01. Black and White America
02. Come On Get It
03. In the Black
04. Liquid Jesus
05. Rock Star City Life
06. Boongie Drop ft. Jay-Z & DJ Military
07. Stand
08. Superlove
09. Everything
10. I Can’t Be Without You
11. Looking Back On Love
12. Life Ain’t Ever Been Better Than It Is Now
13. The Faith of a Child
14. Sunflower ft. Drake
15. Dream
16. Push

ニュース提供:bmr.jp

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