
(07/07)
2011年も残りあと半年となり、はやくも今年前半を振り返る‘まとめ企画’が各音楽サイトなどでも見られるようになったが、2011年上半期で‘もっとも売れたアルバム’はやはりアデル(Adele)の“21”となった。
英国のシンガー・ソングライター、アデルがイギリスで1月、アメリカで2月に発売した最新作“21”は、本国だけに留まらず全米でも大旋風を巻き起こしただけに、2011年上半期にイギリス/アメリカの両国でもっとも売れたアルバムはやはりこの作品だった。全米では発売初週で35万枚以上のセールスで堂々の全米チャート初登場1位を記録、2011年最初のミリオン・セラーともなったアデルの“21”は、すでに全米だけで250万枚を超えるセールスを記録。今年はまだミリオン突破となった作品はこの“21”と、先日発売され初動の時点で110万枚を記録したレディー・ガガ(Lady Gaga)の2作品のみとなる。また先日、エミネム(Eminem)の“Recovery”がデジタル・ダウンロード数だけで史上初のミリオン突破をしたが、来週にもアデルの“21”が続いて100万ダウンロードを記録する見込み。
またイギリスでも“21”は初登場から11週連続1位を記録、これまで260万枚を売り上げ、上半期もっとも売れたアルバムとなったが、ここからのシングル“Someone Like You”も100万枚を記録。イギリスにおいて今年初のミリオン・シングルとなった。また“21”発売時には前作“19”が2位にまで上昇するといった余波もあったが、この前作も今年だけですでに8万枚も売れたとか。“21”は現在も売れ続けており、最新の米Billboardチャートおよび英Official Chartsチャートでどちらも総合2位につけている。
そのアデルはすでに次の作品の構想も練っており、「ピアノ主導のアコースティックな作品」と語っているが、作詞作曲からプロデュースだけでなくマスタリング作業まで、アルバム完成に至るすべての行程を自分ひとりで行ないたいため、発売まではかなり時間がかかるだろうと述べている。
なお、6月に喉頭炎を患い医者から話すことまでも禁止され、北米ツアーの一部日程をキャンセル、英音楽フェスのグラストンベリー・フェスティバルで予定されていたビヨンセ(Beyonce)とのデュエット構想も中止になったアデルだが、現在は快復しているとのこと。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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