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ビギー殺害事件に新証言
(07/08)
未解決のままだったトゥパック(2Pac / Tupak Shakur)銃撃事件について10年以上が過ぎてから進展が見られたのに続き、今度は彼と反目していたビギー・スモールズことノトーリアス・B.I.G.(Notorious B.I.G. / Biggie Smalls)殺害事件(1997年3月)についても新証言が飛び出した。

これはクレイトン・ヒル(Clayton Hill)という服役中の囚人が、米ヒップホップ・メディアHipHopDXとのメールのやりとりで、ビギー殺害事件に関与したと明かしたもの。イスラム教系の運動組織/宗教団体、ネイション・オブ・イスラムの一員だったクレイトン・ヒルは、1997年5月に牧師の指示で、ダウード・ムハマド(Dawoud Muhammad)という人物の移動を手伝ったが、その際にこの男が「殺人事件を起こして逃げている」と明かしたのだという。このダウード・ムハマドなる人物は、著名なギャング集団ブラッズ(Blood Gang)の元メンバーで、ノトーリアス・B.I.G.を銃撃するために雇われたとも語ったとのこと。ヒルはこの男から拳銃を回収し、それをケンタッキー州ルイスビルまで運び、ネイション・オブ・イスラムの指導者、ルイス・ファラカーン師(Louis Farrakhan)の運転手を務めるエミール・ムハマド(Emile Muhammad)に手渡したという。

ビギー殺害事件に深く関わっていると思われるこのダウード・ムハマドなる人物だが、その名前は偽名と推測されており、ビギー殺害の容疑をかけられているアミール・ムハマド(Amir Muhammad)の写真を見せられたヒルは、「14年も前のことだから確かではないが、似ている」と記している。

この新証言を語ったクレイトン・ヒルは、税金の還付に偽装して全米の銀行ATMから多額の現金を盗み出し、終身刑で服役している人物。妻も彼を助けた罪で服役中のため、彼ら夫婦の2歳の娘は親戚や友人の間でたらい回しにされている状況だという。このため、妻の減刑を求めて今回の証言に至ったとヒルは説明している。また彼は“Diary of an Ex-Terrorist”(『元テロリストの日記』)という暴露本も執筆中とのこと。

ニュース提供:bmr.jp

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