(07/11)
ドナルド・バード(Donald Byrd)、ボビー・ハンフリー(Bobbi Humphrey)、さらにはジャクソン5(Jackson 5)にマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)など、ジャズ、ファンク、ソウルの境界で力強い傑作の数々をプロデュース/アレンジしたことで知られ、日本ではミゼル・ブラザーズとの呼称でも有名なマイゼル・ブラザーズ(Mizell Brothers, Sky High Productions)の“フォンス”・マイゼル(Alphonso “Fonce” Mizell)が亡くなった。友人のプロデューサー、オンマス・キース(Om'Math Keith of Sa-Ra)やキーボーディストのマーク・ド・クライヴ・ロー(Mark De Clive-Lowe)がツイッターやブログでコメントしたもので、オンマスがフォンス・マイゼルの親族から確認したとのこと。死因や正確な日時など詳細は発表されていない。
兄フォンス、弟のラリー(Larry Mizell)のマイゼル・ブラザーズとして知られるこの兄弟は、若くしてその音楽的才能を認められ活躍。フォンスはMotownの作曲家チーム、ザ・コーポレイション(the Corporation)に参加してジャクソン5の“I Want You Back”、“ABC”などのヒット曲を提供している。その後、名門ハワード大学で共に学んだジャズ・トランペッターのドナルド・バードの数々の作品をプロデュース。“Think Twice”、“Lansana’s Priestess”など多くの傑作を生み出し、その他にもボビー・ハンフリーの“Harlem River Drive”、ゲイリー・バーツ(Gary Bartz)の“Gentle Smile”や“Music is My Sanctuary”など、音楽史を彩る数々の名曲、名盤ばかりを残している。
フォンス・マイゼルは1943年生まれ、米ニュージャージー州イングルウッド出身。68歳だった。
ご冥福を祈ります。
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ニュース提供：bmr.jp
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