(07/19)
ニューアルバム“Tha Carter IV”のリリースを前に、数年後には引退をしたいと話していた人気ラッパーのリル・ウェイン(Lil Wayne)だが、その決意が早くも揺らぎつつあるようだ。
今年4月には人気ラジオ番組出演中、忙しすぎることを理由に35歳には引退をしたいと話し、つい最近にはXXL誌に「31歳までに」と語り、リタイアの時期を早めた現在28歳のリル・ウェイン。しかし先週MTVの取材に応じた彼は、引退について「わからない」と語気を弱めている。2度引退するもふたたび復帰が噂される元NFL選手のブレット・ファーブ(Brett Favre)の名を彼は例にとり、「ブレット・ファーブみたいなことはしたくないんだ。だからまだはっきり、‘いつ’って決めておきたくないんだよ。‘ウェインは本当に引退するのか?’と訊かれれば、正直言って‘分からない’というのが今の俺の答えだ」と、これまでの引退宣言とは一転して、慎重にコメントしている。だが、仕事漬けの生活を終わらせ、私生活を充実させたいとの気持ちは変わらないようで、「いまはすごく落ち着いてるんだ。俺には子供がいるし。あいつらは素晴らしい存在だよ。だからこれまで音楽に力を注いだように、今度は子供たちにフォーカスしなければ。いい父親になりたいんだ。そういうことには時間がかかるだろ」と家族への想いを明かしている。
なお、先日には新作“Tha Carter IV”発売へ向けたミックステープ“Sorry 4 The Wait”を発表したウェインだが、その“Tha Carter IV”デラックス盤のジャケット写真が公開された。また、懸念の発売日についてはマネージャーが、「8月29日。変更はない」と語っている。発売予定日の前日となる8月28日夜にはMTV's Video Music Awardsでのパフォーマンスが予定されているが、そのパフォーマンスの「直後」にはiTunesでのデジタル・リリースが始める予定とのことで、リリースに向けて着々と準備が整いつつあるようだ。(s)
ニュース提供：bmr.jp
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