
(07/28)
先月、新作“Black Magic”からの先行シングル“Outlaw”を自身のTwitterアカウントを通じて突如公開し、同時に所属レーベルInterscope Recordsへの不満も露わにしていた50セント(50 Cent)が、26日深夜過ぎ、今度は同作の発売中止とドクター・ドレー(Dr. Dre)の新曲をネット上にリークすると脅迫めいたコメントを投稿。契約満了となる5枚目のアルバムリリースを目前にInterscopeとの確執がいよいよ深刻化している模様。
50セントは唐突に「ニューアルバムのリリースを止める。Interscopeがこんなにバカだとは思わなかった。ファンのみんなには申し訳ない」、「他のアーティスト作品には参加するがもうアルバムは出さない。ヤツらは俺に対して同時に多くのヘマを犯した」「ドレーのことは好きだが、新曲“Pscyho”を明日の午後2時にリークする」「話題曲だ。みんな気に入るだろう。俺への対応と同じ態度を取るとは思はないけどな」などと連続投稿。その後「41曲中Interscopeに渡した1曲がリークされた」などとツイートしていることから、キャタラクス(the Cataracs)プロデュースによる楽曲“I’m On It”が26日朝にネット流出したのはInterscope側の仕業と考え、その仕返しにInterscopeの重鎮ドレーの新曲をリークすると脅したと推測されている。
しかし、その12時間後には「恩人であるドレーの曲をリークするなんてできない」「ジミー(Interscope会長のJimmy Iovine)も常に俺を支えてくれている」「自分の思うように音楽を発表できないのが嫌なんだ」と‘報復’だけは思いとどまったようだ。一連のツイート前に50セントにインタビューしていたMTV Newsによると、その時はInterscopeへの不満こそ語らなかったものの、「年内リリース予定ではあるが、完成済みのものは一旦破棄して、タイトルも変更する」など、ニューアルバムを白紙に戻したことを明かしていた模様。
50セントと彼を中心としたG-ユニット(G-Unit)はInterscopeからのリリースが滞っており、昨年にはメンバーのロイド・バンクス(Lloyd Banks)らを含むG-Unit Recordsの配給契約をEMIに移籍。50セント自身はInterscopeに残ったものの、ドクター・ドレーと競合するヘッドフォン市場への参入など微妙な状況が続いていた。(t)
ニュース提供:bmr.jp
他のニュースを見る
著作権管理団体 許諾番号
JASRAC 6834131012Y30005
JRC X000040A01L
e-License ID18099
(C)Blau