
(08/10)
かねてから名ヴィブラフォン奏者であるロイ・エアーズ(Roy Ayers)の功績をたどるドキュメンタリーを制作しているロイ・エアーズ・プロジェクト(Roy Ayers Project)が、その数多くの名作傑作を使って再構築されたビート集“Beat Submissions Compilation, Vol. 1”を無料で公開した。
ヒップホップ世代からは、“Everybody Loves The Sunshine”、“We Live In Brooklyn”などが数知れずサンプリングされたことでも知られ、“Coffy Is A Color”、“2000 Black”などの名曲も愛され続けている偉人、ロイ・エアーズ。音楽ファンはもちろん、多くのミュージシャンにとっても特別な存在である彼を追う同プロジェクトは、単にドキュメンタリーを撮るだけではなく、彼の音楽が受け継がれているソウル/ヒップホップなどのクリエイターや作品を紹介するという活動も展開している。
その活動の一環として世界中から一般公募してきたのが、ロイ・エアーズ作品を使ったサンプリング音源だ。デトロイトのK・ドット(K-Dot)やピッツバーグのバスクレイツ(Buscrates)から、イギリスのビーツスピークス(BeatzSpeakz)、フランスのJ&Dまで、アメリカを中心とした18組のビートメイカーたちが楽曲を提供しており、既に4月から応募作品が順次公開されてきた。今回、同プロジェクトはその作品をまとめて“Beat Submissions Compilation, Vol. 1”として25曲をコンパイル、オフィシャル・サイト RoyAyersProject.com で無料公開された。提供されているzipファイルの中には、今回参加した各ビートメイカーの連絡先まで記されており、次代を担う彼らを後押ししている。
なおこの‘リメイク’企画の公募は今後も継続され、応募作品は同プロジェクトで紹介されるほか、ドキュメンタリーの中で使用される可能性もあるとのこと。
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ニュース提供:bmr.jp
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