
(08/12)
あのDeath Row Recordsの‘ファースト・レディ’と呼ばれ、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)の“Gin and Juice”などで披露した歌声でも記憶される女性シンガーのジュエル(Jewell / Ju-L)が10月にアルバムを発表するという。
ジュエルはフルネームのジュエル・ケイプルズ(Jewell Caples)として80年代に活動をスタート。1992年にDeath Rowと契約し、スヌープ・ドッグの“Gin and Juice”やドクター・ドレー(Dr. Dre)の名作“Chronic”ほか、NWE、2パック(Tupac)作品など、「ギャングスタ・ラッパーいるところにジュエルあり」と客演シンガーとして数々の名曲でその歌声を聴かせた。また“Murder Was the Case”サントラに収録されたシャーリー・ブラウン(Shirley Brown)のカバー“Woman To Woman”が全米チャート入りするなどソロ・シンガーとしても活動していた。
1996年にDeath Rowを離れて以降、表記をJu-Lに改めるなどしながらも地道に活動は続けていたジュエルだったが、先日、デトロイトを拠点とするBest Hand Entertainmentと契約したことが発表された。音楽レーベルと出版部門を持つという同社のCEOからは、「あの‘D’が目をかけた才女の復活に世界中が注目する」と制作中というアルバムの出来に自信を見せている。“My Blood, My Sweat and My Tears”と題されたそのアルバムは全米で10月25日発売予定で、出版部門を持つ同社だけあって、同日にアルバムと同タイトルの自伝本も発売されるとのこと。この本は主にDeath Row時代を語る回想記となっており、むしろアルバムのほうがその‘サウンドトラック’との位置づけのようだ。
自伝本のほうは自ら「議論を呼ぶ」と説明されているだけあって、悪名高いDeath Rowについての衝撃的なエピソードなども暴露されている模様。シンガーとしての実力もあのドクター・ドレーに認められるなど折り紙付きであるだけに、彼女初のアルバム・リリースにも大きく期待が高まるところだ。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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