
(08/15)
あのジャイルス・ピーターソン(Gilles Peterson)も絶賛する英国バーミンガム出身のシンガー/プロデューサーのカーネル・レッド(Colonel Red)が、これまで以上に自身のルーツであるソウル・ミュージックを打ち出した新作を発表する。
ジャマイカ系の父親を持つカーネル・レッドは、クラブジャズ/ブロークンビーツ系アーティストとの共演を軸に活動しつつ、一方で2005年にはセルフ・プロデュース作“Blue Eye Blak”でシンガーとしてのキャリアを本格的にスタート。マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)を敬愛し、ディアンジェロ(D'Angelo)からも影響を受けたというソウルフルな作風が注目を集め、かのジャイルス・ピーターソンもプッシュ、積極的にサポートをし、彼のコンピレーションにも楽曲が収録された。
そのカーネル・レッドが、2009年に日本先行で発売されたセカンド“Sweet Liberation”に続く2年ぶりの新作を発表。ドイツを拠点とするTokyo Dawn Recordsからリリースされるニューアルバム“Keep Walkin”は、彼の特色のひとつでもあったエレクトロニックなサウンドを封印、これまで以上に彼のルーツであるソウル、ジャズ、ファンクに回帰してみたという。そのため、よく引き合いに出されるディアンジェロを思わせる“Rain A Fall”や“Each And Every Way”、唯一のゲストとなるアースラ・ラッカー(Ursula Rucker)の詩の朗読をメインにした“Gimme A Minute”など、全体的に90年代後期から00年代初頭のネオソウル色を強く感じさせる作品になっている。すでにTokyo Dawn公式サイトではデジタル版が先行リリースされ、全曲試聴できるが、iTunesなどの各デジタル・ミュージック・ストアやCD盤は9月9日の発売となる。すでにジャイルスからは「ヤバい!」とのコメントが寄せられており、話題のアルバムとなりそうだ。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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