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米メジャー・レコード会社のオフィスが麻薬流通の中継点に?
(09/19)
人気ラッパーのゲーム(Game)らのマネージャーとして活躍、長く音楽業界で働いてきたジミー・ヘンチマン(Jimmy "Henchman" Rosemond)が、その裏で大規模な麻薬組織の重要メンバーとして摘発された事件の続報が入ってきた。

アーティスト・マネージメントなどを手がけるCzar Entertinmentのトップとして活躍を続けてきたヘンチマンは、今年5月に麻薬取引に関与した疑いで逮捕状が発行され、弁護士を通じて無実を主張しつつ1ヵ月以上逃げ回った挙げ句、カリブ海のバハマへ高飛びする前にニューヨーク市内のホテルで取り押さえられ、逮捕された。

米音楽業界の大物と麻薬密売組織との黒い関係ということで注目を集めているこの事件、警察関係書類の公開で定評ある情報サイトthesmokinggunsが発表したところによると、ゲームをはじめレディー・ガガ(Lady Gaga)、エミネム(Eminem)、ドクター・ドレー(Dr. Dre)からブラック・アイド・ピーズ(the Black Eyed Peas)まで幅広いアーティストが所属する音楽レーベルInterscope Recordsのオフィスがコカインの流通経路として使われていたという。

ジミー・ヘンチマンはこの麻薬取引に関連して18もの重罪容疑で起訴されたが、米連邦捜査局FBIの捜査資料には音楽関連の運送会社Rock-It Cargoの発送記録抜粋があり、それによるとロスアンジェルスのIntescope Recordsのオフィスからコカインが詰め込まれた機材運搬用ケースがニューヨークのレコーディング・スタジオに何度も運ばれ、ニューヨークからは現金が詰められて戻ってきていたという。

この報道を受けて、Interscope Recordsは「米連邦検察局から、Interscopeと(グループ企業の)Universal Music Groupの被雇用者がドラッグの流通に関わっていたという証拠はないと伝えられています」と同社の関与を否定。あくまで社員はパッケージの中身は知らずに発送したもので、ヘンチマンに利用されたと主張している。

ニュース提供:bmr.jp

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