
(10/04)
そのナードなルックスからは想像もつかないソウルフルな歌声で、コアなR&Bファンからはすでに熱い注目を集めている24歳の白人シンガー・ソングライター、アレン・ストーン(Allen Stone)が期待のセカンド・アルバムをリリースした。
教会育ちでソウル・ミュージックをこよなく愛し、60年代から70年代のシンガー・ソングライターたちから大きな影響を受けたというアレン・ストーンは、ひとつ年上で仲の良かったステイシー・オリコ(Stacie Orrico)が14歳でデビューしたのに触発され、音楽の道を進むことにしたという。2009年にはインディでデビュー作となる“Last To Speak”というアルバムを発表。あのアリシア・キーズ(Alicia Keys)をデビューさせ、彼女のマネージャーを長年務めたジェフ・ロビンソン(Jeff Robinson)に認められ、ロビンソンのMBK Entertainmentと契約した。
10月4日に発売となったニューアルバム“Allen Stone”は、ラファエル・サディーク(Raphael Shaadiq)のリズム・セクションや、タワー・オブ・パワー(Tower Of Power)の面々らと制作したという。「ただ純粋な音楽や、人々の心、経験から生まれた音楽を求める人は多いと思う。僕のようにね」と言う彼は、「ロビン・シック(Robin Thicke)の大ファンで、彼のファーストアルバムはオールタイム・フェイバリットだ。でも最近のアルバムはセックスやらパーティやらの曲ばっかりでさ。もうすぐ40にもなるってのに。だから『なぁロビン、あんたはホットな奥さんもいるし、夜な夜なクラブに行ったりするような人じゃないだろ!』って言ってやりたいね。僕にとってはそういうのはフェイクだ。すごく嘘っぽい。でもアデル(Adele)のような人は、ただグッド・ミュージックを歌ってる。統計学的にもそういうグッド・ミュージックを求めている人は本当に多いと思うんだ。そして僕はそういうところにいたい」と主張。自らの名前をタイトルにするなど、意気込みの感じられる作品となったこの新作“Allen Stone”は、ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)のような爽やかさもありながら、本人の言うようにラファエル・サディークの近作やジャネル・モネイ(Janelle Monae)のアルバムを思わせる内容になっている。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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