
(10/06)
アップル社のCEOとして世界に大きな影響を与え、音楽にまつわる技術革新にも深く関わり続けてきたスティーヴ・ジョブズ(Steve Jobs)が米時間10月5日に亡くなった。
ジョブズは旧アップル・コンピュータ、現アップルの共同創業者で、その主力商品だったマッキントッシュは早くから音楽制作にも導入されていたほか、iPodやiTunesなどのサービスを通じて音楽を聴くスタイルはもちろん、所有/購入する形式までをも激変させた立役者だった。いまや当たり前となったデジタル・レコーディングではMacが必需品であり、音楽制作から一般のファンの耳に届けるところまで、アップルの果たしている役割は計り知れないものがある。膵臓ガンをわずらっていたことはかねてから発表されていたジョブズだが、56歳となった今年CEOを退任。アップルは世界中が見守る中、4日にiPhone 4SやiOS 5などの新製品/新サービスを発表したばかりだった。
その死を受けてアメリカはもちろん世界中から追悼の言葉が寄せられている。東京 銀座のアップルストアにもたくさんの花を捧げられ、逝去の報が流れた日本時間の10月6日当日夕刻には早くも同店で追悼イベントが行われた。
また国内外のミュージシャンたちも、追悼の言葉を寄せており、ファレル・ウィリアムス(Pharrell)は「彼は現代のレオナルド・ダ・ヴィンチだった」と讃え、エステル(Estelle)やキッド・シスター(Kid Sister)は「もし彼がいなかったら、私がいままでやってきたことすべてが不可能だった」「スティーヴ・ジョブズ、私が音楽を作ることを楽に/よりよく/可能にしてくれてありがとう」などとコメント。また大のガジェット・マニアとして知られる人気プロデューサーのジャスト・ブレイズ(Just Blaze)は所有するたくさんのアップル製品を列挙した上で、「たったひとりの人間のビジョンと予測が、こんなにもみんなの日常の一部になっていることは常軌を逸している」とジョブズの功績を振り返っている。
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ニュース提供:bmr.jp
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