
(10/08)
映画“Set It Off”のために制作された1996年のヒット曲“Missing You”は、ブランディ(Brandy)、タミア(Tamia)、グラディス・ナイト(Gladys Knight)、チャカ・カーン(Chaka Khan)という豪華女性シンガー4人の共演で話題になったが、元々はローリン・ヒル(Lauryn Hill)とロバータ・フラック(Roberta Flack)でのデュエットで予定されていた曲だったという。
これは、“Missing You”の作者で先日ニューアルバム“Sincere”を発表したばかりのゴードン・チェンバース(Gordon Chambers)が、10月8日発売のbmr 2011年11月号掲載のインタビューで明らかにしたもの。ゴードンは、これまでに彼が人気シンガーたちのために書いた数々の提供曲について振り返る中で、名曲“Missing You”の制作舞台裏についても語った。それによると、なんと当初はロバータ・フラックと、その96年にロバータの代表曲“Killing Me Softly With His Song”をカバーしたローリン・ヒルとのデュエットで進められていたのだという。しかし、ロバータが一部の歌詞変更にこだわるもエグゼクティヴ・プロデューサーから却下され、辞退。ロバータが辞退するならとローリンもこの話から降りてしまったのだとか。
さらに、その後はメアリー・J.ブライジ(Mary J. Blige)、タミア、グラディス・ナイト、チャカ・カーンでレコーディングしたものの、発売直前で今度はメアリーが降板。ブランディは急遽選ばれた‘代打’だったという。「でも実はそれが功を奏したっていうのもあるんだよね。ブランディはその頃ポップ・ラジオ・チャートの常連だったから、Top40ラジオでもプレイされた。この曲にとって、彼女はまさに救世主だったのさ」とゴードンは振り返っている。
他にもグラミーを受賞したアニタ・ベイカー(Anita Baker)“I Apologize”や、ブラウンストーン(Brownstone)“If You Love Me”などがどのように誕生したか、故ジェラルド・リヴァート(Gerald Levert)とのレコーディングの様子などについても語っている。(s)
ニュース提供:bmr.jp
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